自転車旅行8.23 ウィーン(オーストリア)滞在
8月23日(晴れ)
◆コンサートチケットをゲット
本日のメインイベントはコンサート。
ウィーンではヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」を、ぜひ聴いてみたいと前々から思っていた。
国立歌劇場前に行くと中世のコスチュームをまとったチケット売りがいる。
いかにも音楽の都といった雰囲気を醸している。
チケット売りの一人をつかまえて希望を話すと、ドンぴしゃのコンサートが今晩クアサロンであるという。
国立歌劇場
ヨハン・シュトラウストとモーツァルトだというのでチケットを即座に買う。
それも奮発してA席を!
ふだんはクラシックコンサートなどめったに行かないものだが、旅に出ると、コンサートに限らず「何でも見てやろう、やってやろう」という気分になるのは私だけだろうか?
◆暑い中、涼しく美術鑑賞
それにしても暑い。気温は朝からぐんぐんうなぎ上りで外にいるのも嫌になる。そんな時は室内が絶好、ホテルザッハで名物の「ザッハトルテ&ウィンナーコーヒー」を楽しみ、レオポルド美術館でゆっくり絵画鑑賞と贅沢な時間を心地よく過ごす。
本家「ホテル・ザッハ」のザッハトルテ
レオポルド美術館のクリムトの絵
レオポルド美術館にはエゴン・シーレやクリムトの名絵がふんだんにあったが、どんな名画の前でも気軽に写真も撮れた。日本との違いには驚かされた。
美術鑑賞後のお昼食は日本でもめったにお目にかかれないようなおしゃれなスーパーのイートインコーナーで量り売りのデリカテッセンを買って涼しく、ゆったりとランチ。
◆クアサロンのコンサートは最前列で
夜というよりもまだ明るい夕方8時からの開場。
早い入場だったので、最前列でVIP席の隣という最上の場所がキープできた。
ここからはオーケストラの演奏だけでなく、一緒に演じられるバレーと歌劇も間近から誰にも何の邪魔をされることもなく鑑賞できる。
聴きなれた旋律は心地よく、一時間半のコンサートもあっという間に過ぎるが、大満足であった。
クアサロンのコンサート
◆クラシックもカジュアルで
クアサロンでのコンサートだけに着てゆく服装がちょっと気がかりだった。
最小限の衣類で賄う自転車旅だけに適当なものはない。
有りもののTシャツ、ベスト、サイクリング用半パンツにランニングシューズと自転車で走る時と全く同じもので行った。
国内だったらレッドカードか、まわりから恥知らずなどと見られるのであろうが、誰も気にしないし、まったく問題にならなかった。
違和感がないかといえば嘘になると思うが、クラシックコンサートといっても観客は決してお高くとまっているのでなくカジュアルだ。
11時過ぎての歩いての帰還も、今朝シュテファン大聖堂の横にホテルを移していたので、ちょうど良い散歩だった。
今日も充実の一日だった。
王宮庭園のモーツアルト像
金のヨハン・シュトラウス像