8月27日(曇り時々雨)
◆とどろく雷鳴
天候が不安定である。
朝から激しく天気が移ろい、雨だと思うとすぐ止み、上がったと思うとすぐに降り出す。
風も強く、しかも常に向かい風が吹いてくる。
うねうねとあちこちの方向に向いて流れる川筋沿いに風が吹くのでどの方角を向いていても向かい風になるという厄介な代物なのである。
午後になると、黒い雲の方角から雷鳴が聞こえるようになる。
上空には青空があるのに雷鳴が聞こえる。
モーゼル川の風景
雷が大嫌いの身には怖くて辛いもので、頭の中ではいつも街と街の距離を計算しながら走るという恥ずかしいほどのビビりようである。
もちろん、いつでも素早くベストの逃げができるようにと。
◆想定外のねじの緩み
が、そんな中ブドウ畑の真ん中を走っている時にトラブルが発生した。
モーゼルワインのブドウ畑
突然サイドバックが傾き左足に当たった。
雷鳴が怖く停まりたくもなかったが調べてみると、サイドバックのねじが緩んでフックが外れているではないか。
幸い落ちたねじがすぐに見つかったのでアーレンキーできっちり締めるが、念のためにと調べた右側のねじにも、なんと緩んでいるのが見つかった。
それにしても地元の人は強い。
多少雨が降ろうが、雷が鳴ろうが、雨具も付けず走っている。
中にはわざわざ裸足で走る猛者もいる。
(走行距離 76km)