自転車旅行6.21 ドナウヴェルト⇒ ネルトリンゲン
6月21日(晴れのち曇り)
◆清々しい川のある風景
にぎやかな話し声が聞こえてくる街も良いが、明け方の静かにたたずむ街も良いもので、私はどこに行っても時間があれば起き抜けに街を歩くことが好きである。
今朝は風がひんやりとしてちょっと寒いが散策に出かける。
目当ての場所はきのう見た街と川がマッチした景観が素晴らしかったドナウ川とヴェルニッツ川合流点である。
やはりきのうの景色とは何かが違っていて、朝の印象も格別なものであった。
ドナウヴェルトの川のある風景
◆レースに見とれて
走り出す時、ちょっと寒いのでウィンドブレーカーを着込むが、よくあることで暑くなってしばらく走ってすぐに脱ぐこととなった。
今日は日曜日のためか地元サイクリストも多く走っており、途中MTBとロードの二つのレースにも遭遇する。
ロードレーサー達はかなりの坂道をものともせずにけっこうなスピードで上ってゆく。
健脚揃い?の私達はそれを見ながら喘ぎながら、やっとの思いで坂を上がり切るが、どうもレースに見とれ過ぎて、自分達の道を間違えたようでがっくりである。
地図の読み方がなってないのか、レースに気をとられたものか、いずれにしてもしんどいことに変わりはない。
やむを得ず携帯のサンドイッチで早めの昼食となった。
坂の上での昼食、ロードレース
隕石でできた街へ
坂の上で一休みした後、上ってきた坂をふたたび下りネルトリンゲンに向かう。
ネルトリンゲンは隕石落下のクレーターにできた街で個人的には興味がつきない街であった。
クレーターの雰囲気を感じるには高いところに限るとばかりに通称ダニエルと称される聖ゲオルグ教会の塔に行く。
石段と途中からは木の階段を合計360段を上がった場所から街を眺めると確かに街の境界が円くなっている。
円いだけでなく見事に同系色の屋根の家が並び、個々の美しさもさることながら街全体の美しさが映える。
(走行距離 44km)