自転車旅行8.27 グムンデン⇒ハルシュタット(オーストリア)

朝から今にも雨が降り出しそうな黒い雲が垂れ込めている。

そして昨晩吹きまくった風で大気が入れ替わり、気温も下がって肌寒い。

きのうの坂道でのアップダウンが利いたのか、体も疲れて重く感じる。

状況を判断して湖の南端の街エーベンゼーまでは一時間の船旅にする。

乗る船は8時半出航の「マリア・テレジア号」である。

朝一番なので客は少なく、ゆったり景色を楽しみながらの船旅であった。

8月27日(曇りのち雨)

船上からの景観

船から見たグムンデン

船上から望むトラウン キルヒェンの街

エーベンゼーで船を降り、バート・イシュルに向けて自転車を走らせていると直ぐに雨が降り始める。

この旅初めての雨で、しばらくこれも一興と走るが、山の合間に進むにしたがって、雨が強くなってくる。

並行して鉄道が走っているのを見つけたので、ここは雨の中を無理して走らず、列車で向かうことにした。

待望の世界遺産の街ハルシュタット

ハルシュタットはこの旅でぜひ訪問したかった街のひとつであり、ザルツカンマーグート地方に入り込んだ最大の目的であった。

アルプスの山々と湖に囲まれた世界遺産の街の魅力を是非見てみたいことと、山頂から湖のある街を眺めることができる「ファイブフィンガーズ」のスリリングなポイントにも来たかったのが理由である。

雨に煙るハルシュタットの街は風情があり、見飽きることはなかった。

世界遺産の街ハルシュタット

家並の間から見たハルシュタット

日本製タンデムで

同じ列車に乗り合わせた夫婦に街中でばったり出会う。

自転車はタンデムでそれも日本のメーカー「タミヤ」だそうで、頑丈そのもので気に入って、いつも二人で乗っていると仲良さそうな二人だった。

日本製タンデムに乗るオランダ人夫婦

(走行距離 26km)

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