自転車旅行6.27 ヴェルバッハ ⇒ ビュルツブルク
6月27日(曇りのち雨)
◆ゴールのビュルツブルクへ
長かったロマンチック街道のサイクリングもいよいよ今日で完結する。
地図を確認するとどうやら最後に大きな上りがありそうで、特に行く手のアウトバーンを越える谷は深く切れ込んでいる。
ヴェルバッハからしばらくは少しだけ上っているが快調にひた走る。
しかし、地図にも要注意マークが付けられているポイントでいつものように道を間違えてしまった。
森に入り込み、道はダートに変わり、かなり傾斜のある上りに入ってしまい、山の中に入り込んだようだ。
地図を再確認し別ルートで本来の道に戻ったが、最後の日も遠回りしてしまった。
ビュルツブルクまで後少しの地点で突然の雷と大粒の激しい雨に見舞われる。
降ったり止んだりを繰り返すので、その度にガソリンスタンド、お屋敷のガレージや軒先に駆け込むが、誰もが親切に遠慮なく雨宿りをしてゆけと言う。
小雨になったのを見計らって、ラストスパートとばかりに走り出すと、マリエンブルク要塞が左前方に見えてきた。
ロマンチック街道のゴールはすぐ目の前だ。
マリエンブルク要塞
フュッセンを出発して、11日目でゴーーーーーール!!!!
期待半分、不安半分の心境で出発した初の海外自転車旅も達成できた。
(走行距離 31km)
走りの楽しさ、美しい景観、人の優しさ、美味しい食事などとともに走り終えたという達成感はいつまでも良い思い出として残るものである。
また、道に迷い、雨に降られ、急坂でへばり困難で難儀したことも走り終わってみればどれも不思議なほど思い出に、それも良い思い出になった。
これからも走った者だけが手にできる思い出をもっともっと創ろうと。