自転車旅行8.10 サルガンス⇒リンダウ(ドイツ)
8月10日(晴れ)
◆すぐに隣国リヒテンシュタイン
向かい風が強くてちょっと肌寒い中のスタートとなる。
街外れに差しかかり、振り返ると間近に迫った岩山の懐にサルガンスの街が望める。
街を出るとすぐにライン川にぶつかり、しばらくして橋を渡る。
橋の中央にはエンブレムがはめ込まれており、それがスイスとリヒテンシュタインとの国境の証であった。
初めて自転車で国境を越えたが、もちろん何の手続きもなくあっけないものだ。
ライン川にかかるスイス・リヒテンシュタイン国境の橋
ライン川沿いの自転車道
リヒテンシュタインの首都ファドーツの景色
ライン川を右折し、リヒテンシュタインの首都ファドーツに向かうが、リッチな国だけに、どこもかしこも手入れの行き届いた国だと感心する。
リヒテンシュタインは切手の国として有名なので、既に書いてあった何枚もの絵葉書をファドーツの消印で投函する。
お昼はライン川沿いのベンチで陽を浴びながら、いつも通りのサンドイッチだが飽きないものである。
◆一日で4か国走破!
朝は風も強く寒かったが、午後は一転して夏の日照りそのもので暑い!
暑さのせいなのか注意散漫なのかいつの間にやらオーストリアに入国したようで、今日は既にスイス、リヒテンシュタインに次いで3か国目である。
やたら暑いので火照った体をサイクリスト向けの休憩所で休めることとする。 ヨーロッパの自転車道には、高速道路のパーキングエリアのようにこういった施設がところどころにあり、便利である。
冷たい炭酸飲料を一気に飲むと、実に心地よく喉を通ってゆき、生き返った心地だ。
休憩所の木陰で一休み
オーストリアのプレゲンツでボーデン湖畔に出る。
ここは夏のバカンスの一大観光地で人、人、人の多さでサイクリングを楽しむ人もやたらに多くいる。
出発時には泊まる予定でいたが、ちょっとうんざりする雰囲気なので10km先のドイツのリンダウまで足を延ばすこととしたが、どっこいリンダウも人で溢れていた。
駅前のインフォメーションで宿を探すが、かろうじて一軒だけ空いていた。
ラッキーだったが繁忙期に遅く着くことは避けるべしと肝に銘じた。
本日4か国目のドイツ・リンダウの街は夕闇に包まれ雰囲気最高!だった。