自転車旅行6.12 リヨン⇒マコン
6月12日（雨のち曇り）
from Lyon to Macon
◆三ツ星レストラン「ポール・ボキューズ」
リヨンからはノートルダム大聖堂を左手に見てスタートし、主にソーヌ川の左岸沿いの自転車専用道を進んで行く。さすがフランスの第二の都市だけあって川沿いには立派な建築物が立ち並んでおり、市街に向かう対向車線はラッシュアワーの車で溢れていた。そんな川沿いの道を進み市街地を外れると、いつの間にか自動車道はなくなり、車道に並行した路側帯を行くことになるが、比較的幅が広いので並行して走る車は苦にならない。
暫く走り、鉄道橋をくぐると左手に見覚えのある緑とオレンジ色の派手な館が見えてきた。三ツ星レストラン・ポール・ボキューズであった。このレストランには仕事の関係で若い頃に「三ツ星レストラン食べ歩きの旅」という旅企画で訪れ、ディナーを食べたことがあった。しかし30年も前のことで記憶には微かに川沿いの道を暗い中やってきて、レストランの内装がやたら派手で、店内がガヤガヤしていて落ち着きがなかったことが未だに印象に残っている反面、肝心の料理が美味しかったという印象は残っていない。それでも折角なので何枚か記念の写真を撮り、ほんのつかの間懐かしい気分に浸った。
派手な三ツ星レストラン”ポールボキューズ”
◆美味なサブマリンサンド
D306に沿って走っていると右手に多くの車が止まっているパン屋が見えて来た。お昼時でもあり、これといったレストランもないので立ち寄ってみると、ショーケースの中に多くの種類のサンドイッチが並べられている。サンドイッチの他にもパンはあるが多くの客の目当てはサンドイッチのようなので、4.1€のスモークビーフサンドを買い、近くの公園で食べることにした。
ちょっと大きめだったので二つにカットしてもらっていたので半分だけ食べ、残りは小腹が空いてきた時に食べるつもりでバッグにしまったが、あまりの美味に結局全部食べてしまった。
◆宿探し
繁忙期でないのでホテル探しには苦労せずに、選り取り見取り条件の良いものを選べると高をくくっていた。川筋を外れマコンの中心街に向かうと、幾つもホテルがあった。ところが尋ねてみるとそれらのホテルはいずれも満室だという。理由はこの週末アニメの催しとボートレースがあるので今晩だけは混んでいるのだという。それならばもう少し走ってトゥールニュの街当たりに向かうしかないと、川沿いの道に出ると偶然ホテルが目に入ったので、どうせ無理だろうと聞いて見ると空いていた。値段も手頃だし空きがあるのが不思議な位だったがやっと今宵のベッドが確保出来た。
自転車旅を始めて以来7年間基本的にホテルの予約は旅の到着初日だけで、それ以外の日は街に着いてから探しているが、ブッキングサイトの活用などを考えなければと考えている。（走行距離 ８６ｋｍ）
ワイン作りの街マコンらしい銅像