自転車旅行9.3 インスブルック⇒フランクフルト(ドイツ)
8時38分ミュンヘン行きの列車でインスブルックを出発する。
これからミュンヘン、シュツットガルトで乗り換えてフランクフルト17時40分と長い列車移動になる。
この長い移動も考え方によっては最初で最後に見る景観だろうから、決して嫌ではないし、一つでも多くのシーンを焼き付けたいものである。
インスブルックからミュンヘンまではオーストリア・ドイツアルプスの険しい山を見ながら進み、山を抜けると大きな湖が現れる変化に富んだ車窓に景色を楽しむ旅だった。
9月3日(晴れ)
◆9時間の列車旅
インスブルックからミュンヘンへの車窓風景
ミュンヘンで乗り換えた列車は途中でアウグスブルクに停車し、折しも隣り合って停まる列車はドナウヴェルト行きである。アウグスブルク、ドナウヴェルトの二つの街は二年前にロマンチック街道を走った時に来た街であるだけに懐かしさを感じる。
シュツットガルトへは30分以上の遅れで到着したが、日本と違って何のアナウンスもないので慣れないと不安でしょうがない。知らないところだけに時間だけを頼りに考えていると一つ前の街で降りてしまいそうだ。
幸い、同席していた乗客に聞いて事なきを得たが危ない危ない。
やっとフランクフルト行きの列車が動き出す。正直これでフランクフルトに着くと思い、ちょっと安心したのである。
駅での乗り換え
2等車両自転車積載可能な列車ドアの表示
列車に載せられた自転車
◆御用達のスタンド食い
フランクフルトならではの楽しみがある。仕事で来た時にも、2年前にサイクリングで来た時にも駅の立ち食いコーナーで食べたものであった。
本場の旨いソーセージを二つに折ってパンに挟み、マスタードとケチャップをかけたホットドックである。
シンプルであるが、ソーセージとパンの旨さがじゅわっと伝わる。
たっぷりかけたマスタードも辛みよりも香りが生きており、鼻に抜ける香りが絶妙であった。