自転車旅行9.08 ドレスデン⇒バートシャンダウ(ドイツ)

from Dresden to Bad Shandau

9月8日 (曇りのち晴れ)

絶景の中を一路ザクセン・スイスへ

走り出したドレスデンのエルベ川河畔では週末のためなのか青空マーケットが開かれている。自転車道に沿ってテント作りの店が設えられ多くの人たちが買い物を楽しんでいる。また、同年輩の人たちだけでなく、平日には余り見かけない家族連れや若い人もエルベ川サイクリングを楽しんでいる。

ドイツ人が気軽に老若男女問わず楽しめるには訳もあると思う。実に良く道が整備されており、車の往来を気にすることなく、美しい環境の中を清々しい気持ちで走ることができる環境が確保されていることが大きいと言える。

一休みしたピルナの街

この辺りもエルベ川の流れを見ながら、森林や草原の織りなす緑の中を気持ち良く走れた。加えて対岸にはずーっと砂岩が侵食され変化に富んだ壁が続き目を楽しませてくれる。そして一億年の侵食が作り出した奇岩の名所ザクセン・スイスを目指す。

眼前に広がるエルベが創った景観

ケーニッヒシュタインの渡し船で川を渡ると、すぐにザクセン・スイスの登山口に至る。歩いて40分ほどで最も景観の良いバスタイ橋まで行けるが足に自信のあるHenkが自転車で上がろうと提案してきた。半信半疑であったが本気のようだ「エッ!本当に?こんな高度差を」。EdithとNobさんも尻込みしている様で、正直私も自信もないし余り無理したくないと。しかし、それはHenkの悪い冗談だった。

ザクセン・スイスのバスタイ橋

奇岩の間を歩くと今までに見たことのないような景色の連続で、頂上付近から見るザクセンの景観も最高と言えるものであった。

再び二人旅に

三泊四日一緒に走ったHenkとEdithとバートシャンダウで別れることになった。バカンス日程が限られた二人はプラハまで一泊二日で無理してでも走るとのことであった。同行中に色々なことを教わった。手信号や車との間合いといった走る時の備えやマナー、アクシデントが起きた時に応急処置で自走できる考えで備えた充実の装備、かなりの故障に対応できる技術など違いを知ることができた。

走行中のEdith、Henk&Nob

バートシャンダウでホテルを探すが、繁忙期の土曜日で到着時間も遅かったので泊まれるホテルは一つだけ。何と五つ星ランクの!しかしながら、北欧のホテルに比べれば安いことと、車庫に行くと自転車だらけであり、そんなに特別でないことも理解できた。

夜更けのバートシャンダウ

(走行距離 55km)

翌日(9月9日)へ