台湾周遊自転車旅行 10.27 台北
台北(晴れ)
10月27日
◆地元台北の自転車クラブ例会への参加
Katsさんが地元の有力自転車店のクラブに入り、毎週日曜日にある例会に参加して走っていると聞いていたので、自分の力量もわきまえずに一日クラブメンバーとして参加させてもらった。
実は参加を決めた後にもらったメールによると、毎週の例会は80~100kmほど走り、最後に500m前後の山登りをして終わるのが通例だと聞き、「私にはちょっと無理だ!」とビビったのが正直な気持であった。
早朝に集合場所の自転車屋さんの店先に行くと既に多くの強者が来ているし、その後も続々と来る。誰もが「走るぞー!」と言わんばかりの格好と如何にも高そうな自転車ばかりで正直やっぱり場違いだったと思わせる雰囲気でちょっと気後れ気味になった。
それでも一日飛び入り参加の私たちに対しても皆さん気軽に挨拶してくれ、その上、主催の自転車屋の会長さんからも皆さんに紹介してもらい、ようやく気持ちも和らいできた。
例会出発直後の風景
この日の目的地は台北空港近くの山で淡水河沿いに走り、途中で橋を越えて対岸の八里を通って大陸側の海岸に沿って西に向かうコースである。
淡水河沿いにはサイクリング道ではなく普通の道を行くのであるが、休日の自転車専用道は色々な人が走り却って危険なので避けているのである。
途中で自転車屋の他の支店からの参加者たちと合流して40名規模の大集団になったが、みんな自分のペースで走るので集団はすぐに長くなりばらけてしまう。
要所となるコーナーには自転車屋のスタッフが立ち、道を違えないように案内してくれ、さらに最後尾を走る私たちの後ろは落ちこぼれないようにスタッフが殿を務めてくれている。
終盤ゴールに向かって200m足らずの山道を上って行くと、既に先着したメンバーがコーヒーを飲みながら楽しく談笑している。
サイクリング仲間同士の楽しい会話
遅れて着いた私達を見つけるとコーヒーやスナックをサービスしてくれ、親しげに話しかけてくれたり、写真を撮ろうと集まってくれる。
共通の趣味を介しで意気投合した仲間たち40名と集合写真を撮って流れ解散となった。
走行を記念しての撮影
因みに案内スタッフを配置することから専用のキッチンカーでコーヒーやスナックのおもてなしまで総て自転車屋のサービスという。
自転車屋自前のキッチンカー
台北に行ったときよければ立ち寄ってみることをお奨めしたい店である。
店名とアドレス:単車喜客自行車人文精品店天母店www.biker.com.tw
◆淡水河左岸をゆらり自転車散歩
流れ解散の後、Katsさん、Nobさんと三人で淡水河の左岸をゆっくり観光しながら走る。
淡水左岸の河口地区は開発途中のエリアのようで至るところで工事が進められているが、そんな中にも既に自転車専用道が仮設置されており、まだ決して舗装が十分ではないが完成後は魅力的な道になるのは容易に想像できた。
仮の自転車道から川越しに淡水を望む
対岸に淡水の街が望める観海大道辺りまで来ると、人もまばらだった様相が一変し多くの観光客でごった返している。
とりわけ目に付くのは貸自転車で実に多くの人が乗ってサイクリングを愉しんでいる。
老いも若きも入り混じっている中は自由に走れないので大通りを走って台北に戻ることになった。(走行距離 84km)
ずらり並ぶ貸自転車
◆台湾美味逸品
淡水対岸の八里で食べた胡椒餅。作るところを見ていたが、豚肉とねぎをこれでもかとぎっしり詰め込み、それを破れないように上手に丸めて出来上がり。
そのまま焼いてアツアツの焼き立てを美味しく美味しくいただけた。