自転車旅行8.09 イスタンブール⇒ヘルシンキ(フィンランド)

from Istanbul to Helsinki

8月9日(晴れ)

a small trouble

14時発のフライトであるが、10時過ぎには早々とアタテュルク国際空港に着く。いつものことであるが何が起こるか分らないので空港や駅には早めに行き、ゆっくりすることにしている。

アタテュルクのトルコ航空カウンター

今日もまず問題はなかったと思いながら預けた自転車とバッグを引き取り、カウンターに行くと、こんなに早いのにチェックインは既に受け付けている。 Eチケットとパスポートを出すと入力を始めたが、すぐに一言「a small trouble」とつぶやく。ひょっとすると去年のように自転車積載に何かトラブルとピンと来て聞き返すと、「fully booked」と。そして別の場所に連れて行かれ待ってろと。

ところが30分待っても何も動かないので、あらためてスタッフに言うとパソコンに向き合いながら席がないと言う。そして何を聞いての「ない」の一点張り。

「判りました」と言う訳にはいかないので、こちらはEチケットを手に延々と押し問答。すると渋々どこへやら電話し、やっとの思いでチケットを手に入れた。 明確な理由も言わずに対応し、押し問答の末に何故か座席を確保と、それにしてもいい加減な対応であった。

ひど過ぎる荷扱い

それだけでは終わらなかった。ヘルシンキに到着するとこれまたビックリである。何と自転車の箱から車輪の軸が突き出ている。

私のだけでなく、Nobさんの箱も。

想像するに箱の上にばんばんとスーツケースを積み上げたのだろうか、それにしてもひどいもので何のために特別料金を支払っているのか、全く理解できない。自転車の姿をほとんど見かけなかったトルコのお国柄か自転車のことを良く知らずに取り扱ったのだろうが、これからは幾ら料金が安くても自転車を載せてはいけないエアラインだ。

箱から車輪軸のクイックリリースが飛び出ている

思いの外に寂しい印象の街・ヘルシンキ

着陸姿勢の飛行機からの眺めは文字通り「森と湖」の国といった感じで、こんな中を走るのだと心が躍った。しかし、タクシーから街に向かって見る景色は機内からの印象と違って何やら寂しい。大地の自然は心地良いが、何かが違い、いささかガッカリとした気持ちが広がって来た。

自転車の開梱

ホテルに着くと早速自転車の組み立てに取りかかる。車軸の具合が何と言っても心配であったが、自転車って強靭なもので、

幸い走りには影響はなかった。不要になった段ボールも手慣れたものでコンパクトにして処分が出来た。もちろん必要なカッターとビニールひもも段ボール箱に入れておいた。

段ボールからの取り出し