自転車旅行8.20 リングステッド⇒プットガルテン(ドイツ)

from Ringsted to Puttgarden

8月20日 (晴れ)

デニッシュのように甘くはなかったデンマーク

ロスキレに戻らないと国際列車のキップが買えないことは判ったが、何ともシャクに思える。地図を眺めて色々考えて出した結論はレズビューハウンまでローカル列車で行き、そこからドイツのフェーマルン島にフェリーで渡る方法だった。何も国際列車にこだわらず、ゆっくりローカル列車で行けば良いと。

昨日のセブンイレブンでレズビューハウンまでのキップを買い列車に乗ると、すぐに車掌が検札に来る。そしてこの列車は途中のニュークビン・ファルスター止まりだと告げる。

もちろん乗り換えを承知しているのでハイとうなずくと、もう一言、「ファルスターからレズビューハウンまでの列車には自転車は積めない!」と言う。

「エッー!」予期せぬことが色々あるものだ。

自転車を輪行袋に詰めて乗車する手もあるが、車窓から外を見る限り昨日までとは打って変わって道も平坦だし、まずまずの天気なので、デンマークでのラストランを愉しんで走ることとする。

確かにダート道も坂道もなかったが、平らな島だけに強烈な風が、それも何故か向かい風が吹き続けた。デンマークの道は最後まで甘く美味しいデニッシュのようにはいかなかった。

風の強いロラン島の風車群

◆一家で長距離サイクリング

レズビューハウンからドイツのフェーマルン島プットガルテンまではフェリーで一時間足らずである。良くできたもので、このフェリーは国際Eロードネットワーク「E47」の一部で高速道路網に組み込まれたものであり、日夜を問わず定期的に運航されている便利なものであった。

「E47」も表示されている車の交通標識

そして、いつものようにカーチェックインで待っていると親子連れの一家がやってきた。4人の男の子とご夫婦の一家6人がみんな自転車に乗って走ってきた!

6歳の4男はお父さんと連結した自転車に乗り、12歳の長男が一家の大きな荷物を一手に引き受けて自転車の後ろのキャリアーに載せて走ってきた。

リューベック郊外の美しい田園地帯に住むエリックさんは一家で13日間の夏休みを使ってコペンハーゲンなどデンマーク国内を700kmを巡ってきたと言う。素晴らしいチームワークの一家だった。