自転車旅行9.03 ヴィッテンベルク⇒トゥルガウ(ドイツ)
from Lutherstadt Wittenberg to Torgau
9月3日 (晴れ)
◆寒冷地仕様
今朝の最低気温は11℃と随分低くなってきた。しかし体が寒さに慣れたせいか、余り寒さを感じることもなく半袖、短パン姿の清々しい夏の恰好である。朝方だけはアームウォーマーを着けて走り出すが、すぐに暑くなって外してしまう。まさに体はすっかり寒さに慣れた寒冷地仕様で、酷暑の日本に帰ったらどうなるか心配になる程である。
朝のヴィッテンベルク
◆反対方向にまっしぐら
恥ずかしい限りであるが、全く反対方向にそれも一時間以上も走ってしまった。地図上の川上と川下を取り違えて見ていたのである。実際は川下に向かっているのに川上に走っているつもりでいた。だから、途中で街を尋ねても怪しむことも気が付くこともなかった。しかし、さすが一時間以上も走ると太陽の方向がどうも違っていることに気づく。
慌てて戻ることにしたが二時間以上も余計に走ることになってしまった。しかし、途中で長い時代を経た現役の水車を見たり、うるさいけれど元気なガチョウ達を見られたことを考えれば「これも一つの旅だ」と良い思い出になった。
年代物の現役水車
◆ペダルが壊れる!
走っていて何も感じなかったが、信号待ちで降りて足許を見るとペダルが壊れている。留め金がなくなって板状の部品がブラブラと垂れ下がっている。今までの経験でネジの緩みには気を配っていたが、まさかペダルが壊れるとは思ってもいなかった。
ちょうどヴィッテンベルクの街中に戻ったところだったので、すぐにショップに持ち込み、軋みかけていたチェーンへの給油も含めて4ユーロで修理は完了した。
壊れたペダル
◆「エルベの誓い」の街トゥルガウ
トゥルガウは第二次世界大戦時にエルベ川にかかる橋の上でアメリカ軍とソ連軍が会したことで知られている街である。
街自体は自転車で回ればあっという間に回れる程の大きさで、どこも人通りは少なく静かな町であった。ハルテンフェルス城の入り口にあった紋章が力強く印象に残るものであった。