自転車旅行9.11 ライデン⇒アムステルダム(スキポール空港)
9月11日(晴れ)
◆最後の最後に大ピンチ
空港までは所要時間が約1時間で、フライト時間は11:30なので、ちょっと朝早いがホテルを7時に出れば、何があっても十分に余裕が取れると考えて予定通り7時きっかりにチェックアウトする。
きのうの間にライデン駅への近道は確認してあるのでこれも問題もないし、あるとすれば券売機だけと頭に浮かべながら走る。
駅に着いて駅員に買ってもらおうとすると券売機にはちゃんと英語表記があるので自分で買えと冷たい返事!なので必至の思いでなんとかゲットする。
近距離切符用の券売機
自転車を担いでホームに上がって電車を待つが、プラットホームの番線が気になり、別の駅員に聞くと、この時間帯はすべての電車が空港を通過するので、空港に行くのならバスで行けという。
「ゲッ!」慌てて自転車を担いで階段を駆け下り、バスの乗車コーナーに行き、乗ろうとすると、なんと今度はドライバーが自転車は載せられないと拒否をする。
「えーっ!」であればどうやって空港に行けというのか?そこにいた駅員が一度アムステルダムまで行って、折り返し空港に行けと訳の分からないことを言いだす始末。
埒があかないので駅構内に戻って、案内係の駅員に交渉するとやはりバスで行けと?言う。
バス乗り場で断られたことを必至に訴え、あらん限りの言葉で話すとトランシーバーでバス乗り場の駅員と話しをしている。
話しが付いた!どうやらバス乗り場の駅員がルールを知らなかったみたいで、やっとバスに乗れた。
折よく乗ったバスに日本人の現地駐在員がおり、宿をとるのに苦労したことを話すと、その方も3か月前にホテル予約をしたがアムステルダムで泊まれず、ライデンで取らざるを得なかったし、アムステルダム周辺の街ではこの前後一週間位は大きなイベントがあって宿はとれないという。
やっと、ここ何日か宿の確保が難しかった理由が理解できた。
空港で自転車を輪行袋に入れ終えてチェックインできたのはテイクオフまで30分もない11時過ぎだった。
旅の最後の最後に、「スリル満点で手に汗握るシリアスなドラマ」を見たような思いだった。