台湾周遊自転車旅行 11.7 中壢⇒桃園

中壢⇒桃園

11月7日(晴れ)

◆大渓老街へポタリング

大渓老街は中壢からだけでなく桃園、台北からほど近く、淡水の流れが足下に眺められる古い街である。

中壢からのアプローチでは最後に淡水河に向かって傾斜7%の坂を1kmほど気持ち良く下り橋を渡ると大渓の街入り口に差しかかる。

橋を渡れば大渓に入るが、車の通行が多く自行路のない武嶺橋よりもちょっと上流にあるバロック様式の大渓吊橋を渡ると良い。

大渓吊橋

車の通行がないこの橋からは遠くに山を見渡す川の上流の景色や丘の上の老街が望め、渡り切ると川に沿って広がる大渓中正公園に着く。

しばし眺めの良い橋のある景色を楽しんで老街に行くのだが、そこには階段があり自転車を引いて上るのである。

老街には古き良き時代の街並みがあちらこちらに残っており、特に煉瓦などで造られた立派な家の門構えが印象深い。

古き良き時代を色濃く残す構え

◆発音が一緒で意味が全く反対だった「eachと一起(together)」

Katsさんはここ桃園から台北の我が家に帰還するので、この日の泊まりはNobさんと二人だけである。

ホテル代をカードで各々が支払うつもりで“We pay hotel fee each.”と伝えたが二人分の額になっている。間違えたのではないかとスタッフに言うと“イーチ(一起)”という。

ややこしい話しであるが英語の“each”と中国語の“一起(togetherの意味)”の発音が全く同じで意味が正反対だったので生じた行き違いであった。

お互いに自分なりに意味を理解し対応がすれ違ったのであったが、スタッフにはおかげで名前とルームナンバーはすぐに覚えてもらえることが出来た。

桃園の大廟

◆親切な自転車屋さん

Katsさんに最後の最後までお世話になったのは自転車屋で前輪スポークのエンド部品の入手であった。

後輪部分は言うまでもなくエンド金具で保護しているが、前輪は何も保護していなかったのでKatsさんが自転車が配送されてくる時に使われているプラスチック製のエンド保護部品を手に入れてくれると言う。

自転車屋でKatsさんが交渉すると、若い者を倉庫まで行かせて部品を外してくるから待っていろとのこと。

突然訪れた我々のためにわざわざ人を遣って取って来てくれるなんて、なかなか出来るものではなく、最後の最後まで台湾人の優しさにふれることが出来た。(走行距離 35km)

気も仲も良い自転車屋オーナー夫婦

◆台湾美味逸品

遠東百貨店のフードコートで品定めしていたら、目の前で美味しそうな麺を食べていたので、指を指して注文したもの。やさしい味のものであった。

台湾周遊 11.8 桃園⇒名古屋