自転車旅行7.19 モルレー⇒ロスコフ(フランス)

From Morlaix to Roscoff

7月19日(晴れ)

◆フェリーでアイルランド

モルレーから午前中に40km走りロスコフのフェリー港に着くが、人はほとんどいない。それも当然でこの港からアイルランドに向かうフェリーは夕方出発の夜間航行フェリーなのだ。

某社CM風に撮ったサンドイッチ

◆フランス走行

7月3日にパリを出発して2週間強でフランス最後の地ロスコフに来た。この間天候にも恵まれ、ロワール川沿いにある多くのシャトーを観て、幸運にも「ツール・ド・フランス」を観戦することができ、大西洋岸沿いに風光明媚な港町を巡るなどフランスを肌で感じ楽しむことができた。

大都市パリと同じフランスなのかと思うほど違いの大きいフランスを味わうことができた。むかし旅した時、パリでは何度も嫌な思いをした経験があったのでフランスって正直余り好きでない国であり、人柄と思っていたが、今度の旅で多くのフランス人の優しさ、サポートに出会い、考え方を改めることもできた。

そして、サイクリング道を探すことができずに怖い思いをして幹線道路を走ったことも、終わってみれば良い思い出として残っている。

旅の最後に知り合った人からサイクリング地図は本屋ではなく旅行用品やアウトドアの店にあるそうなので今度走る時にはきちんと手に入れもっと楽しめるようにしたい。

それにしても1000km走ったフランスも長かったようだけどあっという間の旅だった。(走行距離 41km)

自転車旅行7.20 ロスコフ⇒コーク(アイルランド)

空も海も青々したロスコフ

ロスコフは港に面した通りと街中の一本の通り沿いがにぎやかなこじんまりとした街で、ちょっと外に向かうと海岸沿いの坂道に沿って高級な住宅やマンションが立ち並ぶ瀟洒なところである。

お昼はレストランも良いが、天気も景色も最高なので「生ハムとチーズのサンドイッチ」を買って海岸で食べることにした。高級ホテルの目の前という最高のロケーションのベンチを見つけ、爽やかな風とやわらかな陽を浴びながら対岸のイル・ド・バツの島を眺めながらの昼食は至福のものであった。

ロスコフ市街

ロスコフのフェリー港の出発ターミナル

ロスコフからアイルランドにはふたつの航路がある。ひとつはアイリッシュフェリーでロスレアに向かうものと、ブリタニーフェリーでコークに向かうものがある。アイルランドでは時計回りで南~西海岸を回りたかったのでアプローチに便利なコーク行きを選ぶ。

当日夜の航行で自転車については輪行袋に入れて運ぶ前提で予約を取ると138ユーロという。参考までにと輪行袋に入れずに自転車を持ち込む場合の料金を聞くと倍以上の284ユーロだと言う。袋一つでこんなに違うのかと驚きである。

◆ロスコフの街でのんびり

フェリーのボーディング開始時間は午後8時なので十二分に時間があるので、ゆっくりロスコフの街で過ごすことにする。街へはフェリー港から小さな丘を越えて行く。

フェリー港表示