自転車旅行9.08 ロッテルダム⇒デルフト(オランダ)
本日も一日雨で、おまけに午後には雷という最悪な予報が出ている。
雷と聞くと走る気持ちにはなれない。
予定のキンデルダルクは湿地帯のど真ん中で、もし雷雨に名なったらと考えるとまったく行く気になれずデルフト行きに変更した。
近距離キップは券売機で買うのであるが私には実に難しい。
タッチ画面を操作しながら必要な入力を指示に従って順々にするのであるが、人の分だけでなく自転車用の分までは到底無理無理!。
いつもその辺りまで操作してダメになっている。
駅員を呼び止めて代わりに買ってもらうが、ぼそぼそと「これって本当に難しい」と本音を言う。
思わずお互いに目を見てニヤッと笑ってしまう。旅人に優しいものが欲しい。
◆フェルメールの故郷デルフト
デルフトに着くと雨の降りしきる中で宿を探し廻るがどこもフルブッキングで断られる。
そんなに観光客が多いとは思わないが何故か空き部屋がない。
ここはロケーションが良さそうなので無理だろうと半ばあきらめて交渉したマルクト広場正面のガストホフが空いていた。
ちょっと見積もっていた予算をオーバーして高いが、思わずラッキーと叫んでしまいたくなる。
その時はまったく知らなかったが、同じ並びでほんの四、五軒先のデルフト焼きの店がフェルメールの生家だった。
店に入って焼き物も見たが、もっと大事なものを見落としてしまった。
また、リベンジで行かないといけない!
小雨の中を歩いて回ると、街は小さいがデルフトは縦横に張り巡らした細い運河と古い街並みがベストマッチした趣きのある街であった。
それに真夏の盛りにスタートした旅の景色もいつの間にか秋に染まっていることに気づき旅の長さを知らせてくれた。
9月08日(雨)
◆券売機は難しい!
デルフトの市庁舎
しっとり落ち着いたデルフトの景観
また、撥ね橋のある場所からの景色は抜群でしばし見入ってしまった。