自転車旅行6.20 アウスブルク ⇒ ドナウヴェルト

6月20日(曇りのち晴れ)

一面のじゃがいも畑

アウスブルクからドナウヴェルトへは、ほぼまっすぐ北上するコースで、レヒ川に沿って森や林の中や、紫や白色のじゃがいもの花が一面咲き誇るといったのどかな景色の中をサイクリング道は走っている。

畑が延々と続き、そこにはあぜ道のようなものもなく、農作業をしている人も見かけず、北海道の畑の一枚一枚が幾ら大きいと言っても、まるでかなわないほど圧倒的なスケールの粗放的な耕作地が広がっており、そんな農法にはただただ驚くばかりだ。

ところどころには防風林として森や林が散在し、森の中だけでなく至るところで、いろいろな鳥の鳴き声も聞こえ、自然の豊かさも伝わってくる。

淡いピンクの花が咲くじゃがいも畑

世界遺産にも匹敵する教会

ビーババッハの教会

きらびやかで荘厳な教会内部

途中、畑の中を走っていると、威風堂々として、ひときわ目立つ教会を見つけたので、休憩がてら寄り道することになった。

ビーババッハという小さな街であったが、教会は立派なもので、教会内部は世界遺産のビース教会を彷彿とさせるもので決してひけをとるものでなかった。

中庭では子供たちがくったくのない笑顔で遊んでいるのどかな街でもあった。

いたずら坊主と過ごす楽しいひと時

昼過ぎにはドナウヴェルトに到着する。

この街はドナウ川とヴェルニッツ川が合流する如何にもドイツらしい雰囲気を持った街だった。

ガストホフのおしゃれな看板

街の散策をしていると数人の子供が背後からいたずらを仕掛けてきた。

ゴムのおもちゃをお尻のあたりで鳴らし、ちょうどオナラをしたかのような音を立て、すぐに逃げて行き、遠巻きにこちらを見ながらゲラゲラ笑っているが、他愛のないものである。

それから暫くして日陰のオープンカフェでゆっくりしていると、またしても子供たちが現れ顔見知りがいるとばかりに近寄ってきた。

話しかけると、この街に住むトルコ系住民の小学生達で皆な陽気で人懐っこい。

すぐに馴染んで一緒になってアイスクリームを食べ始めるが、こんな交流も楽しいものである。

トルコ人の子供たちとのティータイム

(走行距離 49km)

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