自転車旅行9.09 デルフト⇒アムステルダム(オランダ)

9月09日(晴れ)

肌で感じるオランダの風土

天候も回復し、薬が効いてきたのかNobさんの体調も小康状態なのでライデンに向けて久しぶりに走る。

風車があり、並行する2本の川の水位が違い、さらに川のはるか下に住家がありと、水と闘ってきた歴史を持つ国オランダの「らしさ」を感じる景観を見ながら田舎道を走る。

ライデンでは、運河に浮かんだ船のカフェでいつものようにホットショコラを飲みながら一休み。

オランダらしい田園風景

繰り上げ帰国へ

Nobさんも私も体調が今一つの状態なので、スケジュールを切り上げようと。

そして、そうとなれば早い方が良いと、ほとんどライデンの街も見ずにアムステルダム・スキポール空港に電車で向かうことにした。

長旅だけになにが起きるか分からないと考え、オープンチケットを用意していたのが幸いした。

50日間でキープしていたので10日間の短縮になった。

スキポール空港のシンガポール航空オフィスでスムーズに明後日発の便に搭乗変更ができたので、2日間はアムステルダムに宿泊することになった。

旅の終着駅であるアムステルダム中央駅前に降り立つ。

チューリッヒを出発して32日目、自転車による走行距離が約1600km、移動総距離は2000kmを超える旅のゴールに到着した。

スタートした真夏もいつの間にやら移ろいめっきり秋らしくなった。

やっぱり長旅だったのか。

旅のゴール、アムステルダム中央駅での記念撮影

アムステルダムの宿はソールドアウト

中央駅を背にして記念撮影して、宿を探す。

何軒交渉に入っても全部ソールドアウトで部屋がない。

バカンスのピークでもないのに何かおかしい。

仕方がないので駅前にあったホテル紹介所に行くと、既に多くのお客で満杯状態で、話を聞くとリーズナブルな部屋は全く取れないようだ。

ちょっと思案したが高くてもあるかと尋ねると一軒だけあるとのことで、今までで最も高かったが即キープ。

ただしそれも一夜限りしかないとのこと。

理由は定かでないが何かおかしい。

宿がとれないことには何か訳があるのにどう考えても判らない。

色々考えた末に翌日の宿は今日通過してきたライデンでとろうと決めた。

本来スキポール空港のホテルで泊まるのがベストであるが、これだけ取れないのであれば、恐らく空港もとれないに違いないと考え、加えて空港へのアプローチは距離的にはアムステルダムからでもライデンからでも変わらないことから明日はもう一度ライデンに戻ろうと決めた。

アムステルダム市内は至るところに駐輪

(走行距離 42km)

⇒翌日(9.10)へ