自転車旅行 7.18 ストラスブール⇒ライデン

7月18日(晴れ)

from Strasbourg to Leiden

◆パリ経由でスキポール空港へ

パリ経由でのアムステルダム・スキポール空港行きは悪い選択だったことを思い知らされることになった。

朝一番のためかパリ東駅行きのTGVは乗客もまばらでガラガラのままストラスブールを出発した。朝日の当たる進行方向左側の四人席をゆったりと独り占めし、ゆっくりと車窓景色を眺めながらの快適な列車旅のスタートだった。

ストラスブールとパリの間は500キロ程あるが、ストラスブールを出てからは小麦やコーンを作付した田園風景が延々と続き、街の景色もパリに近づくまで全くと言って良いほどなくフランスは農業国だと実感させてくれた。

選択が最悪だと気付かせてくれたのはパリ東駅に着いてからで、乗っていた編成最後尾の16号車を降りてから地獄のような苦しみが始まった。

輪行袋を肩にかけ、二つのサイクリングバッグを手に持って東駅の長いプラットホームと駅舎を抜け、途中階段のある道を歩き20分ほどかけて北駅に着くと汗が吹き出し、息は上がりへとへとで、今回の自転車旅で間違いなく最も厳しいものだった。

それにしてもパリには方面別に6つの発着駅があるがそれぞれが離れているので日本の駅と違って乗り換えるには全く不便だ。

せめてもの救いはパリ北駅からアムステルダムに初めて乗ったベルギー国鉄の真っ赤な特急「タリス」で行けたことだったかも知れない。

アムステルダムに行くには独仏の国境のライン川を渡ってストラスブール対岸の街ケールに行き、そこからドイツ国鉄のICEを使うのが最適だと思えたが、フランス国鉄のストラスブール駅の駅員は何も言ってくれなかった。チケットを買ったストラスブールはフランスだと思い知らされた。

やっとの思いで着いたパリ北駅

◆フライトの繰り上げ変更

スクポール空港事務棟にある大韓航空の事務所にフライトの繰り上げ変更に行くと、直ぐにチェックをし始めた。

しかし、何故かなかなか繰り上げ便を見つけられずにパソコン画面に向き合い、プリントアウトを繰り返している。しばらく様子を見ていると便が見つからないのではなく、慣れてないために失敗しているようで小一時間ほど経ってやっと繰り上げ便についてのプリントアウトを持ってくる。

OKを出してほっとするのも束の間、今度はなかなか発券できずにいる。目の前に変更リクエストの客が待ち、事務所には同僚や上司がいるにも関わらず全く手伝おうとしない。

結局さらに一時間ほど待ったが発券できず、フライトの日にeチケットを渡すので当日改めて事務所に来てくれという。

新人スタッフに仕事を教える一つの方法と考えているのだろうが、不慣れなスタッフをサポートしない大韓航空の顧客対応は最悪だった。

頑張ってもなかなか上手くゆかない新人オランダ人スタッフは寂しそう

自転車旅行 7.19 ライデン⇒デン ハーグ