自転車旅行8.26 ハンブルク⇒ラウエンブルク(ドイツ)

from Hamburg to Lauenburg

8月26日 (曇り時々雨)

必見! ハンブルク名物フィッシュマルクト

朝一番に日曜日の朝方だけ開かれるというフィッシュマルクトに向かった。

早朝にもかかわらず最寄の地下鉄ランドゥングスブリュッケン駅からエルベ川に沿って人の波が続いている。

マーケットに着くと既に人でいっぱいになっており、市場に着くとまるで初詣の神社詣でのようにヒト、ヒト、ヒトでごった返している。市場風景を見ると地元の暮らしぶりが分かるので、いろいろなところで朝市を見てきたが、どこにも負けないにぎやかさだ。サーモン丸ごとの生魚、うなぎなどの魚の燻製に即食べられるフィッシュサンドといったものだけでなく、チーズにハム、果物、野菜と食べるものだけでなく、生活用品もある随分大きなマーケットだった。

ハンブルクに行くなら、必ず日曜日午前中にフィッシュマルクトに行けるようスケジュールを組むことをお奨めする。

エルベ川サイクリング

いよいよエルベ川に沿ってのサイクリングの始まりである。しかし、ほんの100mも行かないうちにNobさん後輪パンク!幸先?と思いつつチューブ交換するが、ハンブルクを抜けてすぐに再びパンク!。

実はこの旅ではNobさんが9回、私が3回パンクに見舞われていたのである。道のせいなのか、自転車のせいなのか、はたまた走り方が悪いのか、理由は定かではないが度々パンクに悩まされた旅だった。

パンク修理後のハンブルク郊外の道は良く整備されていて快適に走れる。結構強い風が吹いていたが木立が防風林の役割をしているので影響も受けにくく、時速25~30kmで巡行できた。

昼食はサイクリング道沿いの休憩所でとる。日曜日なので近所同士でサイクリングしている何組もの人たちがいて、私達と同じように持参のサンドイッチを食べているが、大事そうに何やら包みを出している人達もいる。

包みの中はビールや自家製の酒のようで、ぐびぐび飲んでいる。飲酒運転?などと構わずに、いかにも楽しげに日曜のひと時を過ごしていた。

道はラウエンブルクの手前できつい傾斜のダート道に突入する。12~3%はある急坂は厳しかったが、それを過ぎると木立の中から木漏れ日の向こうにエルベ川が透けて見える道が続く。そこは何ともいえないほど美しい自然の造形美の世界であった。

木漏れ日のサイクリング道

林を抜けラウエンブルクの街に入る頃には雨がそれもけっこう強く降り出した。急いで街まで走りたいところだが、街の手前で上ってきた時以上の急な下り坂をエルベの川岸まで下りなければ行きつけない。

自転車に乗って下るには怖い急傾斜に加えて、雨の石畳は滑る。やっとの思いで押して下り、エルベ川の畔の瀟洒なレストランホテルにたどり着くが満室!。しかたなく急坂を上って別のホテルを探す羽目になった。

思いで深いラウエンブルク

雨上がりの街を自転車で散策していると、通りすがりのドイツ人ご夫妻から、この先の教会で誰でも入れる弦楽器とパイプオルガンのコンサートがあるので、聴きに行かないかと誘って、わざわざパンフレットも手渡してくれる。

ラウエンブルクの教会コンサート

せっかくのチャンスなので教会に行くと、そこは例のホテルのすぐ近くであった。しかし、残念なことに自転車の鍵を持っていなかったので、ちょっと図々しいがホテルで預かってくれないかと訊ねると即座に「OK!」とわざわざ車庫で保管してくれる。何とも親切なホテルのスタッフである。

そんなこともあったので、夕食はこの親切なホテルのレストランでとることにした。すると程なくしてコンサートに誘ってくれたご夫妻も来るではないか!

ご夫妻も私たちに気づき仲良く同席して楽しいひと時を過ごすことができた。

そして食事をサーブしてくれたウェーターは自転車を保管してくれた親切なスタッフ、実はオーナーの長男であった。

Tammenaご夫妻(両サイド)とホテルオーナーの長男(中央)

他の客が皆帰ってしまったことも気づかない位楽しく話し込んで本当に思いで深く過ごせた一夜であった。

私は泊まることはできなかったが、ラウフェンブルクに行った際には、是非泊まっていただきたいホテルである。

お薦めのホテル&レストランBrau-und Brennhaus

(www.brau-und-brennhaus.de)

(走行距離 73km)

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