自転車旅行6.17 シュタインガーデン ⇒ ランツベルク

6月17日(晴れ)

心地よい田舎街

牧草地が周囲に点在する中にあるシュタインガーデンは散歩がてらぐるっと見て回れる程の小さな街である。

小さく何の変哲もないが落ち着いた街の風情が心地よく感じられ、朝のひと時に街道に沿って町役場、ちょっとした広場、隣り合った教会と墓地を巡る。

古い建物を活用しているシュタインガーデンの町役場

町役場の半分は古い建物がその街の景観に馴染んでいるそのままを大切に生かしつつ、残り半分は全く違和感のない同じトーンで新しい建物をつないで建てられている。

古いものと新しいものを調和させるという素晴らしさを見せてくれた。

シュタインガーデンの墓地

墓地にも街と同じような心地よさがあった。

生けられた花、写真、ロウソクに地植えの花がこの街の印象として残っている。

出発時に私達とは反対からロマンチック街道を走ってきた65歳のスコットランドの男性にランツベルクへの道路状況を聞くとアップダウンがちょっとあるが楽に走れるとのことであったが、彼の言葉とは違って、いざ走ってみると相当にきつい。

中でもレヒ川を渡ってシュバンガウの街へのアプローチは全く歯が立たず延々坂道を押して上る羽目になった。

もちろん向かう方向によって坂道の傾斜は違うので一概に言えないが、それにしても力の差を感じる。

この日ばかりは足パンパン、さらに恥ずかしながら就寝中に足がつってしまう無様な一夜であった。

ランツベルクは中世の趣きが色濃く残る街で、お奨めは「堰のあるレヒ川」の景色である。

斜めに付けられた堰を越える水が白く波立ち街の景観とマッチして絶景でお気に入りの街のひとつである。

(走行距離 63km)

レヒ川の堰とランツベルクの景観

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