張貼日期:May 14, 2019 11:27:42 AM
LINEを使い始めて、自分自身のコミュニケーション形態が大きく変化することになった。外国からも即時に繋がって、互いに瞬時にして心を通わすことができる。しかも無料で。今までのコミュニケーションのことを考えると、何とも不思議な気持ちになるのである。LINEは日本発祥で、東日本大震災を契機に発明されたものだそうである。ありがたいことではある。
ただ、スマホが時に不具合になった折など、急に不安になってパニックに陥るのである。私もこの歳になってスマホ依存症になってしまったようである。
ところで、身振りや手ぶり、そしてそのイラストなどは、言語とともに記号の一種ではあるが、言語そのものではないとされる。
ちなみに、手話についても、かつては言語ではない、と教えられたものであった。しかし、手話はすでに法律上でも言語として認められている。2011年の改正障害者基本法第三条三には、「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保されるとともに、情報の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること。」とある。
最近のLINEで提供されているスタンプ(テキストメッセージに挿入できるイラスト)を利用していて感じるのは、イラストそのものが、話しことばや書きことばでは表現しにくい感情の機微や心境を簡潔にして伝えることができるという点である。そこでは、喜怒哀楽をはじめ、お礼、お詫び、落胆、懇願、失敗、からかい、などといった、多種多様なものが提供されている。
スタンプによって伝えられる情意には、言語による表現を超えるものがあるように思われる。 (2019.5.15)