甘利山・千頭星山の後、宿泊組の5人は「サクラリゾート」で英気を養い、茅ヶ岳・金ヶ岳への山行。
私は所用で日帰りでしたので、幹事のOさんからいただいた山行記録・写真を元に作成しました。
天 候: 快晴 合計歩行時間: 3時間55分 行程・時間(5分刻み):
林道 [7:30発] →(55分)→ 途中[8:25-30] →(20分)→ 深田久弥終焉の地[8:50通過]
→(20分)→ 茅ヶ岳[9:10-25] →(20分)→ コル付近の岩門[9:45通過]
→(15分)→ 金ヶ岳南峰[10:00-15] →(20分)→ コル付近の岩門[10:35通過]
→(20分)→ 茅ヶ岳[10:55-11:35、昼食] →(15分)→ 深田久弥終焉の地[11:50通過]
→(2分)→ 尾根[11:52-57] →(48分)→ 林道[12:45着]
ストレッチをしてから出発する。 しばらくは谷間の緩やかな道を歩く。30分くらいで女岩の手前辺りに着くが、女岩方面は落石で危険なため近づくことが禁止になっていて、柵で通れないようになっている。道は右にジグザグに登り、斜面を通るようになっている。1時間近くあるいたので、途中で休憩を取る。
しばらく登ると尾根に取り付き、道は北西に向きを変える。少し登ると、深田久弥終焉の地の標石がある。
所々に岩っぽい所のある道を登っていくが、途中で振り返ると富士山がとてもよく見える。筋状に雪を被った富士山は格好が良い。
茅ヶ岳山頂に着くと、たくさんの登山者がいる。周りを見ると富士山がとてもよく見える。西には南アルプス連山が連なり、手前に鳳凰三山、奥に白峰三山、その右に甲斐駒ヶ岳・鋸岳、左には赤石岳・聖岳まで見える。八ヶ岳の左奥には、乗鞍岳から穂高岳・槍ヶ岳まで見える。右手には金峰山・瑞牆山が見える。まさに360度の大パノラマだ。
しばらく展望を楽しんだ後、金ヶ岳まで往復することにする。水だけ持って空身で行く。約100メートル下ってからの登り返しだ。コルを少し過ぎた所に大きな岩門がある。これをくぐって先に進む。所々に岩っぽい所がある。
茅ヶ岳に戻ってから昼食とする。気温が高くなっているが、展望は初めに着いた頃より霞んできている。
12時45分下山、山宮温泉に立寄り。
電車まで時間があるので、サントリー登美の丘ワイナリーに行く。
高台なので、甲府市方面の展望が素晴らしい。
レンタカーを返却し、缶ビールなどを買ってから電車に乗る。車内で乾杯し歓談する。
八王子でNKさんが下車した後、4人で新宿の蕎麦屋に行こうという話になる。「手打ちそば 大庵」に行き、ビール、白ワイン、赤ワインと飲みながら盛り上がる。
最後まで楽しい山行となる。
幹事のOさんをはじめ、皆さま、2日間おつかれさまでした。
サイトを更新している6月7日は関東も梅雨入りで凄い雨です。長期予報を参考に5/31・6/1設定でベストでした。
今回の企画では、新メンバーも迎えることができ、展望にも恵まれ、皆さま色々と思い出に残る山行になったようで何よりでした。
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最後に、Oさんからいただいた山行記録(全文)を掲載します。
甘利山・千頭星山&茅ヶ岳・金ヶ岳
南アルプスの前衛峰である甘利山と千頭星山に登り、翌日は日本二百名山の1つで深田久弥氏が亡くなった茅ヶ岳とその奥の金ヶ岳に登ってきました。
初日の甘利山はレンゲツツジが有名ですが、残念ながら、まだつぼみでした。また、天気は晴れでしたが、もやが掛かったような空で、富士山も霞んでいました。
二日目は快晴で、茅ヶ岳からは360度の大パノラマを見ることができました。
日 程: 2014年5月31日(土)/6月1日(日)
参加者: 〔両日参加〕5名(男性3名、女性2名)、〔初日のみ参加〕4名(男性3名、女性1名)
合計:9名(男性6名、女性3名)
5月31日(土) 天 候: 晴れ 合計歩行時間: 3時間20分 行程・時間(5分刻み):
広河原登山口[10:00発] →(20分)→ 甘利山[10:20-25] →(30分)→ 奥甘利山[10:55-11:05]
→(40分)→ 大西峰[11:45-12:15、昼食] →(20分)→ 千頭星山[12:35-13:00]
→(20分)→ 大西峰[13:20通過] →(35分)→ 奥甘利山[13:55-14:05]
→(20分)→甘利山[14:25-30] →(15分)→ 広河原登山口[14:45着]
新宿7:00発のスーパーあずさ1号で韮崎に向かう。電車は混んでいて、自由席は立つ人が多く、八王子駅ではグリーン車以外のデッキに立っても良いと放送していたそうだ。
山岳部山行に初参加のFさんとWさんも来られており、小生は初対面のIKさんともご挨拶する。Hさんは立川から、NKさんとMKさんは八王子からのご乗車だ。
韮崎駅で下車し、駅近くにあるトヨタレンタカーに行き、予約しておいた2台を借りる。1泊組の5名はカローラアクシオで、日帰り組はヴィッツだ。
40分ほどで甘利山登山口のある広河原の駐車場に到着する。標高が1,640メートルあるので、結構涼しい。ストレッチをしてから出発する。登山道脇には、薄紫色のスミレと黄色い花が咲いている。また、トウゴクミツバツツジの鮮やかな紫色の花がきれいだ。また、新緑の明るい黄緑色の葉がまぶしい。
100メートルほど登り、約20分で甘利山に到着する。たくさんあるレンゲツツジはいずれもつぼみだ。残念!また、富士山が見えるが霞んでいる。記念撮影をしてから先に進む。
一旦40メートルくらい下ってから登り返しとなり、やや急な坂を登っていく。約30分で奥甘利山に着く。地形図では山名の書かれてない1,843メートルのピークだ。近くで甘利山の頂上を見下ろすことができるが、樹林に囲まれていて展望は良くない。韮崎市のホームページに載っていた歩行時間で計画していたので、ここで昼食をとることにしていたが、実際にはかなり早く着いたので、昼食は次の休憩場所に変更する。
再度40メートルくらい下ってから、急な登りとなる。針葉樹林帯の中の道を登って行くが、この辺りの木の幹には黒いものが巻き付けてある。シカによる被害の防止なのだろう。
40分くらい登ると、分岐になっている大西峰に着く。標高は2,050メートルを超えている。ここで昼食とする。小生は新宿駅で買ってきた駅弁だ。後で地形図をよく見ると、標高2,066mの大西峰の山頂は、分岐から少し千頭星山の方に進み右に登ったところにあることが分かる。
MKさんが調べたところによると、ガイドブックには「展望がいい静かな山頂」と書かれているそうだ。
ここからは南に向かって歩き始める。少し行くと、なだらかな道となり、カヤトの広がった気持ちの良い所となる。しばらくすると右手に木々の間から鳳凰三山が見えてくる。特に、地蔵岳の尖ったオベリスクが目立つ。
千頭星山に着くと、たくさんの登山者がいる。昼食を作っている人たちもいる。三角点の上に小さな雪ダルマが置いてある。どこから雪を持ってきたのだろうか。標識の前で雪ダルマを入れて記念撮影をする。
早く着いたのでゆっくりしてから下山を始める。カヤトの辺りで鳳凰三山の写真を撮ったりしてゆっくり歩く。
奥甘利山まで下って、休憩を取る。
さらに下って甘利山を過ぎた辺りで、小生を含む3名が待っていると、後続の6名がなかなか下りて来ない。
駐車場まで下りてくると、車の台数がかなり減っている。ストレッチの後、手を洗ってから出発する。
下山後は全員で日帰り温泉施設の「武田乃郷 白山温泉」に行く。比較的新しい温泉だ。露天風呂に行くと、ちょうど正面に翌日登る茅ヶ岳がよく見える。
入浴後に日帰り組と分かれる。1泊組はスーパーマーケットで買い物をしてから、宿泊する「サクラリゾート」へ向かう。この施設にはホテル棟もあるが、コテージに泊まるように予約してある。
1棟の建物が手前と奥で区分されていて、手前に男性3名、奥に女性2名が泊まることになる。定員が4名ずつになっていて、1階と2階(ロフト)に2つずつベッドがある。
夕食はレストランでいただくことになり、車で送迎してくれる。食事は和洋取り混ぜた内容で、東京でお店をやっておられたという支配人の方のお話では、仕入れに凝っていて、良い食材で美味しいお料理を提供するというポリシーのようだ。イワナのお刺身やハンバーグがあり、大変美味しい。
日本酒は富山県のお酒2種類で、ヤマ・ソービニオンを使った赤ワインはなかなか美味しい。
コテージに戻ってからもスーパーで買ってきた飲み物とおつまみで歓談する。
6月1日(日) 天 候: 快晴 合計歩行時間: 3時55分
行程・時間(5分刻み):
林道 [7:30発] →(55分)→ 途中[8:25-30] →(20分)→ 深田久弥終焉の地[8:50通過]
→(20分)→ 茅ヶ岳[9:10-25] →(20分)→ コル付近の岩門[9:45通過]
→(15分)→ 金ヶ岳南峰[10:00-15] →(20分)→ コル付近の岩門[10:35通過]
→(20分)→ 茅ヶ岳[10:55-11:35、昼食] →(15分)→ 深田久弥終焉の地[11:50通過]
→(2分)→ 尾根[11:52-57] →(48分)→ 林道[12:45着]
朝食は6時半にお願いしてあるので、準備をしてから車でレストランまで移動する。支配人お手製の目玉焼きとハムがおかずのパン食だ。美味しくいただいてから出発する。
深田記念公園に行ってみると駐車場には結構車がとめられている。しかし、地図を見ると林道に行ってから登る方が便利そうなので、行ってみる。すると路肩に広くなった所があり、ここに駐車する。これで下の駐車場から1,200メートルくらいを歩かなくてすむことになる。
ストレッチをしてから出発する。しばらくは谷間の緩やかな道を歩く。30分くらいで女岩の手前辺りに着くが、女岩方面は落石で危険なため近づくことが禁止になっていて、柵で通れないようになっている。道は右にジグザグに登り、斜面を通るようになっている。1時間近くあるいたので、途中で休憩を取る。
そこからしばらく登ると尾根に取り付き、道は北西に向きを変える。少し登ると、深田久弥終焉の地の標石がある。所々に岩っぽい所のある道を登っていくが、途中で振り返ると富士山がとてもよく見える。筋状に雪を被った富士山は格好が良い。
茅ヶ岳山頂に着くと、たくさんの登山者がいる。周りを見ると富士山がとてもよく見える。西には南アルプス連山が連なり、手前に鳳凰三山、奥に白峰三山、その右に甲斐駒ヶ岳・鋸岳、左には赤石岳・聖岳まで見える。八ヶ岳の左奥には、乗鞍岳から穂高岳・槍ヶ岳まで見える。右手には金峰山・瑞牆山が見える。まさに360度の大パノラマだ。小生は茅ヶ岳に登るのは2回目で、1999年4月3日に登っている。その時の記録文を読んでみると、その時も展望が良かったようだ。
しばらく展望を楽しんだ後、金ヶ岳まで往復することにする。水だけ持って空身で行く。約100メートル下ってからの登り返しだ。コルを少し過ぎた所に大きな岩門がある。これをくぐって先に進む。所々に岩っぽい所がある。
「山頂まで0.4km」の表示があり、もう少しだと思う。登ってみると樹林があって、展望がない。展望は茅ヶ岳で楽しんだのでまあいいかと思う。分岐には「観音峠ルートは急峻な箇所が多い」と書かれている。しばらくいてから茅ヶ岳に戻ることにする。
ところが、後で地図を見直してみると、我々が引き返したのは金ヶ岳の南峰で、標高1,764メートルで標識があるのはもう少し先の北峰だということが分かる。失敗だ。道理で山頂の標識がなかった訳だ。NKさんから指摘を受けたのに気が付かなかったとは不覚だ。
茅ヶ岳に戻ってから昼食とする。気温が高くなっているが、日陰がないので、座って前日買ったパンを食べる。展望は初めに着いた頃より霞んできている。それでもまだ北アルプスまでよく見える。
下山を開始すると、どんどん登ってくる人たちと出会い、道を譲るために何度も脇に避ける。尾根から外れて少し下った辺りで、ニホンカモシカを見掛ける。この付近にもいるのかと思う。
下っていくと、女岩の通行止めの所から下が長いと感じる。だらだらとした下りなので、駐車場ではなく林道まで来ていて大正解だったと思う。
車の所でストレッチをしていると、尾根ルートを下ってきた登山者が通る。我々も尾根ルートを下れば良かったかなあと思う。
一旦、サクラリゾートに行き、小生の忘れ物を受け取ってから、支配人に推薦していただいた山宮温泉に向かう。
山宮温泉は半年前にリニューアルしたとのことで、大変きれいな日帰り温泉施設だ。入浴後に食堂で黒酢りんごジュースを美味しくいただく。
電車まで時間があるので、サントリー登美の丘ワイナリーに行く。見学ツアーは終わっているが、ショップに立ち寄る。高台なので、甲府市方面の展望が素晴らしい。
レンタカーを返却し、缶ビールなどを買ってから電車に乗る。車内で乾杯し歓談する。
八王子でNKさんが下車した後、4人で新宿の蕎麦屋に行こうという話になる。「手打ちそば 大庵」に行き、ビール、白ワイン、赤ワインと飲みながら盛り上がる。
最後まで楽しい山行となる。