山岳部の11月企画は、山梨百名山の1座で都留市二十一秀峰の1座「今倉山」(1,470.1m)と都留市二十一秀峰の1座「二十六夜山」(1,297.1m)に登り、紅葉と富士山などの展望を楽しみ、下山後に温泉入浴と懇親会をテーマとし実施しました。
幹事のOさんから記録文、参加の皆さんの写真を元に編纂しました。
2020.11.07今倉山~二十六夜山
昨年の忘年山行として企画したものの悪天候のため中止した「今倉山~二十六夜山」を紅葉の時期の11月に計画しました。
天候が心配されましたが、何とか僅かな小雨が降った程度で比較的暖かい天候となり、紅葉と落ち葉の登山道を気持ち良く歩くことができました。
下山後に芭蕉月待の湯で温泉入浴し、大月駅前のお店で懇親会をしました。
日 程: 2020年11月7日(土) 日帰り
参加者: 男性7名、女性3人
天候:晴れ後曇り一時小雨
行程・歩行時間:4時間50分、休憩時間1時間20分(5分刻み)
道坂隧道 [10:00発] →(20分)→ 道坂峠 [10:20通過] →(20分)→ 途中[10:40~45] →(10分)→ 1,310mピーク[10:55通過] →(25分)→ 今倉山東峰[11:20~50](昼食)→(15分)→ 今倉西峰[12:05]通過 →(20分)→ 西ヶ原付近[12:25~30](雨具着る)→(15分)→ 赤岩[12:45~55] →(45分)→ 林道[13:40~45](雨具着る)→(15分)→ 二十六夜山[14:00~15] →(25分)→ コル[14:40通過] →(25分)→ 仙人水[15:05通過] →(20分)→ 途中[15:25~35] →(15分)→ 車道[15:50通過] →(20分)→ 芭蕉月待の湯[16:10着]
参加者10名と比較的多くの人数が集まり、久しぶりに再会となる人が多い。朝、大月駅からの富士急行沿線は晴れ間が見え、車窓から少し雲の掛かった富士山が見える。
都留市駅に着き、道坂隧道行きのバスに乗る。我々10名のほかは3名の登山者だけで、全員が終点の道坂隧道まで乗る。新しいバイオトイレがあり、2室しかないので全員が順番に利用する。
歩き始めると紅葉の木々の下、落ち葉の積もった気持ちの良い登山道を登っていく。道坂峠に着くと、道標が右は御正体山となっている。我々は左の今倉山方面に進む。周りの木々の紅葉は黄色とオレンジ色が中心で赤っぽい葉は少ない。
標高1,470.1mの今倉山東峰に着き、記念撮影の後、昼食とする。道標には、右は菜畑山(なばたけうら)に至るとなっている。1982年12月の山岳部忘年山行で菜畑山から今倉山まで歩いたことを思い出す。その時の参加者にはAmeさんとキリンさんもいた。
昼食後に西に少し下り、登り返すと今倉山西峰に着く。標識には山の名前が書いてない。こちらの方が標高は少しだけ高いようだが。
西ヶ原の分岐を過ぎて少し行った辺りで小雨が降り始める。用心のため雨具を出して着る。しかし、少し進んで赤岩に着くころには雨が止んでいる。このピークは最も展望が良い所なのだが、残念ながら富士山は見えない。方位盤に山々の名前が書かれているが、南アルプスも見えるようだ。遠くの薄っすら見える山が聖岳や赤石岳らしい。最もよく見えるのは御正体山だ。
(注:写真は雲隠れの富士山と御正体山)
休憩後にさらに西に進み下っていく。林道に下る階段の所でボランティアの方たちが道を補修されている。ありがたいことだ。滑ると危ないので補修しているようだ。
林道に降りる頃、また小雨が降ってきて雨具を着る。林道を100メートルほど歩き、登山道を登っていくと、雨は収まり、二十六夜山に着く。
この山は田中澄江さんの日本花の百名山の1座で道志二十六夜山とも呼ばれる。花の百名山に因む「エイザンスミレ」は4月下旬から5月上旬にかけて上旬にかけて咲くそうだ。上野原市にある新日本花の百名山の二十六夜山(972m)は秋山二十六夜山とも呼ばれるようだ。
山頂脇にある説明板によると、「山名は、江戸時代に盛んとなった旧暦の正月と七月の二十六日の夜に、人々が寄り合い飲食などを供にしながら月の出を待つ二十六夜待ちの行事に由来します」とのこと。
下山後の路線バスにはもう間に合いそうにないので、ゆっくり休憩してから下山を開始する。この下りは結構な急坂で、山頂に単独で登ってきて直ぐに下山した男性がいたが、登りはかなりきつかっただろうと思う。何しろ半袖で汗だくだったから。
コルの所で方角が北から東になり、ジグザグに下っていく。下りきった辺りに仙人水という水場がある。ここが矢名沢の源頭になっているようだ。
そこから先は緩やかな樹林帯の中の道となるが、15時を過ぎると薄暗くなってくる。途中で休憩を取ってから下山する。
車道まで出て、右に進路を取り、芭蕉月待の湯を目指す。思ったよりも時間が掛かり、到着は16時を過ぎる。
ゆっくり温泉入浴し、予約しておいたタクシーで大月駅に向かう。駅前の「かつら」で懇親会とするが、Kuniさんは新型コロナを警戒して自重される。
お店の席が6名と3名に分かれてしまうが、久しぶりの宴席となる。