◎斜里岳登山 2009年9月9日(水) 晴れ
清岳荘680m(09:10)→下二股(09:55)→上二股(11:10)→馬の背(11:35)→斜里岳1547m(11:55昼食13:00)→熊見峠(14:15)→下二股(14:55)→清岳荘(15:30)
最初に斜里岳の山容です。ここはヒグマが絶対出ないとは言い切れませんが、畑から隆起したような形状で海岸線からすぐ山になっている食糧豊富な知床連山(ヒグマパラダイス)を既に体験した者としては妙な安心感がありました。
登山口には立派な清岳荘があります。
その横で記帳して入山スタートです。
この山の魅力の一つは下二股から続く名瀑群です。この下二股から沢コースと尾根コースに分かれます、
下二股手前一の沢でも前日の雨で水量が豊富で渡河に苦労します。千丈などで沢を見ながら横の登山道を歩くことはありましたが、このコース(旧道・沢コース)は本格的な沢登りです、スパッツが必須です。さすがに下りでこのコースを選んでいる人はおらず上二股に出るまでは1時間近くひとりだけで滝を眺めながらその脇を登っていきました。
名前が付いているだけでも7つの滝(水簾・羽衣・万丈・七重・見晴らし・竜神・霊華ノ滝)を通り過ぎるということになり、それぞれが多彩な滝で飽きずに登れました。
7つもあると最後の方は疲れてきますが、前方がようやく稜線のような気もしましたが、進めど進めど滝がありました。
最後の霊華ノ滝を超えるとようやく上二股、そこを過ぎた辺りで樹高が急に低くなり、ダケカンバ、ハイマツ、ナナカマドの世界になっていき森林限界に近づき視界は広がりやがて稜線・馬の背に出ます。
尾根コースを登った人が多いようで、ここから先頂上迄10名程抜いていきました。小さい祠(斜里岳神社)を通り越し細い稜線を登り切ると斜里岳の山頂へ出ました。
羅臼と違い大きなケルンが中央に立ち広い山頂でした。時間もあったので1時間近く昼食をとってのんびりしました。
360度大パノラマで展望がよく知床半島、網走、オホーツク海そしてこれから向かう屈斜路湖・阿寒湖方面がはっきり見えました。遠くの景色もイイですが山裾の広大などこまでも拡がる田畑の美しい緑が印象に残りました。
写真は屈斜路湖
下りは尾根コース(新道)を選び樹林帯の中を急下降しました、展望もよく登山道が変化に富みとてもいい山行でした。
網走方面の美しい田畑で〆ましょう!