2006年6月23日(金)~25日(日) 2泊3日( 23日(金)は車中泊)で、会社山岳部のメンバー9人(男性4名、女性5名)で栗駒山と平泉観光に遠征しました。 (当時の記録文・写真を元に2014年3月に本サイトへUP、若干の相違はご容赦ください。)
◎1日目 栗駒山登山 → 須川高原温泉泊 天候:曇天(晴れ間も時々・小雨はパラパラ)
宿側登山口(07:30発、標高1,125m)→ 賽の磧 (さいのかわら)(08:00)→ 苔花台(08:20)→ 地獄谷(08:30)→ 昭和湖(08:45)→ 天狗平分岐)→ 栗駒山(10:05着・10:20発 1,628m)→ 天狗平分岐→ 秣岳途中の平原で昼食(11:40)→ 秣岳(12:40)→ 須川湖(14:00)→ 宿(14:45着)
◎2日目 平泉観光 天候:晴
宿(10:00)→ 一関(11:30)→平泉駅レンタサイクル → 高館義経堂 → 中尊寺 → 毛越寺
往路は、池袋駅西口23:00発の夜行高速バス「けせんライナー」で一関へ向かった。
独立3列フルリクライニングシート (レッグレスト・フットレスト付)でスリッパ、トイレも付いており、信州方面に向かうアルピコ号などに比べるとはるかに快適で眠りにつきやすかった。
風光明美な車窓を楽しみながら1時間弱で宿に到着。
バス・タクシーと座りっぱなしで7時間近くいたので、露天風呂(500円)に筋肉をほぐす目的で10分程度入った。
風呂からあがり朝食をとった。お酒・着替え他余分な荷物は宿に預けられたので荷物もコンパクトにおさまった。
※ この山行以降、色々な所へ行ったが先に風呂に入って山を登ったことはない。
朝方、すぐに入れる名湯と手頃なレベルの登山ということが相まっての判断でしょう!
ベテランハイカーYさんの指揮で十分な準備運動を行い7:30に出発した。
登山口近くから、高山植物が豊富で、蒸し風呂を過ぎた辺りから、イワカガミをはじめとして、ツマトリソウ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、ハクサンチドリ、アカモノ(イワハゼ)、ゴゼンタチバナ、シラネアオイ、ヒナザクラ 他 十分楽しめた。
イワカガミの大群落がある賽の磧では、辺り一面ピンクで満開だった。
温泉と同じくらい楽しみにしていたことで皆この光景に大満足であった。
名残ヶ原のお花畑・池糖を目で、地獄谷の硫黄のにおいを鼻で楽しみながら昭和湖に到着。
よくある型の火口湖であったが、そよぐ風、険しい谷を流れる沢、風に時々波紋を拡げ美しい湖であった。
天狗平の分岐にザックをおき、栗駒山頂を目指した。残念なことに山頂から鳥海山は望めなかった、なかなか全て完璧といかないところが山旅である。頂上で「栗駒山 1,628m」の案内板をバックに撮影を行い下山した。
分岐に戻り秣岳を目指した、山頂はあまり広くないことから途中の平原で昼食をとった。秣岳へ向かう木道周辺には可憐なリンドウが多く風も心地よく気持ちよかった。
秣岳から須川湖までは結構急な下りで残雪が多くぬかるんだところもあり、時々よろけながら舗装道路(須川湖付近)に至るまで進んだ。途中、筍、山菜摘みの人達も多く見られた。
ここから宿までは4km近く、スパッツを外し、溝の水で靴を簡単に洗って、観光客の車にどんどん追い越されながらも、のんびりと周辺の景色を楽しみながら1時間弱、舗装路沿いに登っていった。
3時前後に到着したので夕食まで十分時間もあり、足湯でビールを楽しんだ。
チェックインして、すぐ、内湯の千人風呂に入った、千人は大袈裟かもしれないが男女の湯船の境界を外せばそういう呼称も十分頷ける広さであった。
夕食は、大広間であったが仕切りもあり個室気分を味わえた。やはり、ビール、日本酒がすすみ、はじめて食した「みずの実」他 全般的に美味しかった。
食後は、また、露天風呂へ行き、星空の下で秘湯独特の幻想的な雰囲気を楽しんだ。
早朝、昨日見えなかった鳥海山も雲間から頭を出し、コニーデ独特の美しい山容を望めた。
10時まで時間が十分あったので、露天風呂に入ったり、お土産選びで時間をつぶした。元気のある人はこの間にも結構距離がある湿原園地まで往復していた。
宿の前「日本秘湯を守る会」の提灯を入れて記念撮影を行い、一関駅行きのバスに乗り込んだ。
平泉駅でレンタサイクルを借りて、高館義経堂、中尊寺、毛越寺を周った。
金色堂は初めて見たので荘厳さに驚嘆、庭内にはカエデも多く秋に紅葉を見にぜひ来てみたい気がした。
毛越寺は池が有名であるが、ちょうどあやめ祭りの時期で魅力倍増だった。帰路は、予程どおり、一関16:19発(東京駅18:36着)の新幹線だ。6人向かい合せシートでビール、残りの焼酎で今回の山行を振り返り盛り上がった。