2010/07/03 守門・浅草ヒメサユリ紀行

7月はじめ、会社山岳部の幹事山行企画です。メンバー総勢10名でヒメサユリが咲き誇る越後の名峰、守門岳、浅草岳へ遠征しました。

一部の写真を掲載、すべての写真はこちらのアルバムに ⇒ PICASAのマイアルバム

●守門岳 保久礼小屋駐車場→大岳→守門岳→護人清水→二口登山口

●浅草岳 ネズモチ平登山口→前岳→浅草岳→桜ゾネ広場→ネズモチ登山口駐車場

2010年7月2日(金) 上越新幹線⇒浦佐 小西屋前泊

出費はかかりますが、土日を使って2山周遊できるように、送迎等サービスが充実した小西屋さんをHPで見かけお世話になりました。

7月2日(土) 守門岳(1537m)登頂のため、朝食後、保久礼小屋駐車場へ送迎してもらいました。梅雨明けの天気が心配でしたが何とか1日大丈夫そうな空模様でした。

標高950mです。梅雨の時期の低山での200mの登りは堪え小休止します。ここから2パーティーに分かれ、後発組のトップをKさんのご主人にお任せします。ここからも辛い登りが続きますが不動平清水でヒメサユリが一輪(先発隊でしょうか?)歓迎してくれます。今回のヒメサユリ紀行を企画した者としては、まずは責任を果たすことが出来たとホッとします。

大岳に11:15に着きました、宿で準備してくれた昼食がオニギリでなくお弁当だったので降る前に食べたほうがいいだろうと早目のランチタイムにします。後発組も20分位たって着きました、Kさんも同じ判断だったと大休止。

さあ、いよいよハイライトのアミハリです。登って来る人は皆満足そうで「ここから先は、もう見事ですよ!」と興奮気味。残雪の守門岳も姿良く、正面に見ながら下って行くと、ヒメサユリの群落になってきました。中には濃いピンクのヒメサユリもあり、さらにニッコウキスケまで咲いていて、ピンクと黄色のコントラストが見事でした。

大岳の分岐でMさんが「ここで待っているよ!」と、残り9名で青雲岳と守門岳(袴岳)を目指します。植生保護のため木道が程良く整備され快適な稜線歩きで守門岳へは13:50に到着しました。視界がちょうど開けて、明日目指す浅草岳、越後三山他四方の名峰を拝むことができました。

青雲岳のサイト

○2010年7月4日(土)浅草岳 曇り時々雨

登りは直登で前岳を目指し順調にコースタイムよりやや早く9時35分に着きます、ここから頂上に向けて雪渓を慎重にトラバースします、木道に入ったところからヒメサユリが群生していました。

少し時間も押していたので、あまり滞在はできず記念撮影を行い名残り惜しいですが下山にかかります。Mさんと分岐(1380m)で合流し、二口登山口(480m)へひたすら下ります、花もなく面白味もない道で護人清水に着いたときはフラフラでした。護人の名にふさわしい清らかな冷たい湧き水で脱水症状気味の体に潤いを与えてくれました。

山頂ではあいにく曇りだったので景色は楽しめませんでしたが、地元の人に聞くと眼下に田子倉湖が見下ろせ雄大な展望だそうです。紅葉の時期もイイそうなのでいつか田子倉か平石山方面からでもゆっくり登ってみたいものです。

帰路の浦佐駅でみんなで角さんポーズ!

お疲れ様でした!

<山行記録 全文>

○アクセス 2010年7月2日(金) 上越新幹線⇒浦佐 小西屋前泊

出費はかかりますが、土日を使って2山周遊できるように、送迎等サービスが充実した小西屋さんをHPで見かけお世話になりました。3月から予約していた効果かこの週末は団体もなく16畳の部屋に4人、8畳に2人づつと計4部屋ご提供いただき快適に過ごせました。

○2010年7月3日(土)守門岳 曇り時々晴れ間

保久礼小屋駐車場(720m 08:30発)→キビタキ避難小屋(09:20)→大岳(1432m 11:15-12:05) →アミハリ(お花畑)→大岳分岐(13:10)→守門岳(1537m 13:50)→大岳分岐→護人清水(17:05)→二口登山口(17:35)

この日の行程だけを考えると早出の選択もありましたが、前日最終新幹線利用で23時チェックインのメンバーもおり、ここは無理せず朝食は7時とし宿より30分の保久礼小屋駐車場へ送迎してもらいました。やはりここから登るのが楽なので結構な駐車台数でした。すぐ先の保久礼小屋は時代を感じさせる建物で、その裏にトイレもありました、私は利用しませんでしたが便所という表現が適切だったような施設でした。

キビタキ避難小屋まではブナ林の中を階段状によく整地された登山道が続きます。水場の先に小屋があります、ここでようやく標高950mです。梅雨の時期の低山での200mの登りは堪え小休止します。ここから2パーティーに分かれ、後発組のトップをKさんのご主人にお任せします。ここからも辛い登りが続きますが不動平清水でヒメサユリが一輪(先発隊でしょうか?)歓迎してくれます。今回のヒメサユリ紀行を企画した者としては、まずは責任を果たすことが出来たとホッとします。下りの人たちからは大岳から大岳の分岐にかけてのアミハリが綺麗と聞きますが写真を撮りまくります。初めてみましたが淡いピンクです、当たり前ですが同じユリ科のニッコウキスゲと花弁はよく似ています。

後発組をしばらく待って大岳に出発します。途中下りの地元の人から「午後は一雨来るよ、雷もあるかもしれないから場合によっては大岳から引き返した方がいいよ。」と殺生なことを言われます。大岳に11:15に着きました、宿で準備してくれた昼食がオニギリでなくお弁当だったので降る前に食べたほうがいいだろうと早目のランチタイムにします。後発組も20分位たって着きました、Kさんも同じ判断だったと大休止。

さあ、いよいよハイライトのアミハリです。登って来る人は皆満足そうで「ここから先は、もう見事ですよ!」と興奮気味。残雪の守門岳も姿良く、正面に見ながら下って行くと、ヒメサユリの群落になってきました。中には濃いピンクのヒメサユリもあり、さらにニッコウキスケまで咲いていて、ピンクと黄色のコントラストが見事でした。また、タニウツギも時期がよく綺麗に至る所に咲き誇っていましたがシラネアオイは数える程度でした。皆、思い思いに花を観賞したり匂いを嗅いだり、撮影したりし、とにかくのんびり楽しみながら歩きました。

大岳の分岐でMさんが「ここで待っているよ!」と、残り9名で青雲岳と守門岳(袴岳)を目指します。植生保護のため木道が程良く整備され快適な稜線歩きで守門岳へは13:50に到着しました。視界がちょうど開けて、明日目指す浅草岳、越後三山他四方の名峰を拝むことができました。少し時間も押していたので、あまり滞在はできず記念撮影を行い名残り惜しいですが下山にかかります。Mさんと分岐(1380m)で合流し、二口登山口(480m)へひたすら下ります、花もなく面白味もない道で護人清水に着いたときはフラフラでした。護人の名にふさわしい清らかな冷たい湧き水で脱水症状気味の体に潤いを与えてくれました。

17:35ようやく下山、若旦那がマイクロバスで今か今かと・・待っていてくれました。16時下山を目指し計画していましたがヒメサユリがあまりにも見事で遊びすぎたようです、しかし結局雨にも降られず楽しい山行になりました。

お風呂に入り19時過ぎから宴スタートです、本日の山行に大満足で盛り上がりましたが、少し遅れ気味だったので明日の計画の練り直し等宿題もあり程々に飲みました。

○2010年7月4日(土)浅草岳 曇り時々雨

ネズモチ平登山口(07:40)→前岳(09:35)→浅草岳(09:55-11:00)→桜ゾネ広場→ネズモチ登山口駐車場(13:40)

朝から小雨です。豪雨であれば中止で酒造見学の選択もありましたが、「山にとりあえず向かえ!」と天の声のようです。6時の朝食を済ませ6時40分マイクロバスに乗り込む頃には雨もあがりました。ネズモチ平登山口には7時半到着、若旦那に新幹線の時間もあるので14時半には必ず戻ると約束し出発します。

登りは直登で前岳を目指し順調にコースタイムよりやや早く9時35分に着きます、ここから頂上に向けて雪渓を慎重にトラバースします、木道に入ったところからヒメサユリが群生していました。昨晩の計算では11時に下山にかかれば間に合うのでゆっくり周辺を散策します。山頂ではあいにく曇りだったので景色は楽しめませんでしたが、地元の人に聞くと眼下に田子倉湖が見下ろせ雄大な展望だそうです。紅葉の時期もイイそうなのでいつか田子倉か平石山方面からでもゆっくり登ってみたいものです。

帰路は距離はありますが斜度がゆるやかな桜ゾネ広場を経由し戻りました、急がば回れという感じです。予定より早く駐車場に着いたので神湯温泉倶楽部でゆっくりくつろぎ、帰路のMaxとき338 浦佐(17:21)⇒東京(19:00)の中でも10人向かい合わせ席で、延々と飲みました。

梅雨場でもあり2日目は天気に恵まれませんでしたが、開花時期をうまく読み、怪我もなく、懸念の虫(蚊・ブヨ)も少なく、皆さん満足のいくヒメサユリ紀行をプロデュースできたかなあ・・・と思っています。