2015年7月山行は所属する山岳部の企画担当月です。日帰りで小雨・酷暑も予想される中、どこにするか悩みましたが、8月企画南八ヶ岳縦走の際の岩稜帯・鎖場のレッスンも兼ねて、ちょうど手頃かと乾徳山を選びました。
山容ですが、『元徳2年(1330)、塩山の恵林寺を開山した夢窓国師が一夏座禅を組んで修行した山、頂上に向かうと荒々しい岩場が迫り、急斜面の岩登りが続くが人気の高い山で、山頂からの展望も素晴らしい。』とのガイドです。
◎2015年7月11日(土)晴れ、 男性2名、女性4名参加
塩山駅( 08:15集合)⇒(タクシー約40分)⇒ 大平荘先の登山口出発(09:05発) ⇒ 国師ヶ原の高原ヒュッテ(10:10) ⇒ 扇平休憩(10:55)⇒髭剃り岩(11:45)⇒ 山頂(12:45) ⇒ 黒金山方面の反時計回りの迂回下山 ⇒ 国師ヶ原の高原ヒュッテ(15:10)⇒ 無事下山(16:00)⇒タクシー利用・ 宏池荘公衆浴場立寄り湯 ⇒ 塩山駅かいじ乗車(17:41)⇒ 八王子(18:40)⇒ セレオ八王子 北館の中華 “梅欄”で宴
一部の写真を掲載していますが、こちらをクリック ⇒ アルバム
狭い林道を巧みなタクシードライビングで、大平山荘先の登山口まで送迎いただきました。
梅雨場の間隙を上手く縫えて、爽やかな日差しの中、9時5分出発しました。
8月幹事のKUNIさんにトップをお願いし、間に女性4人をいれて、私は最後尾から写真を撮影しながら歩みます。
さて、今回の山行のイラストマップです。登頂後は水のタル(黒金山方面)に反時計回りの周遊です。
出発地点もバスでアクセスできる徳和(国師ヶ原左下)より、登山口標高が高く、往復では1時間~1時間半程度の短縮になります。
往復ともに、バイオトイレがある国師ヶ原の高原ヒュッテを利用しました。鹿が人馴れしていてなかなか逃げません。
扇平までの登山道は、山頂直下の岩場の道と異なり、木々の香りが漂う快適な登山道です。斜度も最初は適度にゆるやかでした。欲を言えば、高山植物が少しでも咲いていると気分も盛り上がりますが、感心するほど何もないところでした。
扇平への手前、振り向くと背後に富士山です。小雨か酷暑を予想していましたが、ツキがありました。
扇平には11時近く到着。これから先の岩登り・鎖場では体力を使い、また、混雑も予想され、軽めの最初のランチ(おにぎり一つほど)をとりました。
扇平から先は、ロックガーデンのようで、岩をすり抜けたり、乗り越えたりして進みます。
写真は髭剃り岩。一人やっとすり抜けられるくらいの隙間です。隙間を進むと金峰方面の景色が望めます。
名物の山頂直下の鳳岩です。一枚岩に鎖が掛っていて、岩の隙間に足を入れ、鎖で身体を持ち上げれば、難なく登れます。
見つめるHさんの背中に闘志が感じれます。
いよいよ岩場・鎖場です。先頭のKUNIさんに続きHさん。
鎖に頼るポイントの判別、(足運びが巧い)前の人を参考にしつつ、適度に間隔をとり進むこと、等 学べるいいコースでした。
安全環付カラビナの講習も兼ねて下山するパーティーもいました。
鳳岩は、Hさんが先頭に登り、中間地点に足場を確保、余裕で手を振る中、KUNIさんが続きました。
私は、最後に登りましたが、後ろに長い順番待ち、言わば十分な数のオーディエンス、気合を入れて最短時間で一気に中間地点に到達。オーという歓声があがったかどうかは不明です。
山頂には、12時45分到着、皆さんイイ笑顔で記念撮影。
金峰方面は五丈岩が確認できましたが、その先、茅ヶ岳・八ヶ岳方面はガスってよく分かりませんでした。山頂は狭く、黒金山方面の反時計回りの迂回下山し、途中の岩場でランチタイムとしました。
黒金山と分岐する下山道は、迂回新道の名称でしたが、利用するパーティーは少なく、下りのみ推奨とされるのが頷けるほど急斜面でした。
国師ヶ原の高原ヒュッテに、15時10分到着、迎車のため、タクシーを呼びましたが、ちょうど16時の下山タイミングでした。
梅雨場の間隙を縫って天気に恵まれ、岩場・鎖場のいいレッスンとなりました。
立ち寄った 宏池荘公衆浴場(400円)は、冷泉加熱の施設で外観はレトロですが、お風呂場は綺麗でした。入浴後は朝採り桃の無料サービス(3~4個)のオマケ付きでした。
復路はこの時間帯のみ唯一のかいじ(塩山17:41⇒八王子18:40)を利用でき、セレオ八王子 北館の “梅欄”に立ち寄り、横浜中華街の名物料理『特製梅蘭焼きそば』他、料理もおいしく、楽しいお酒を飲めました。
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