9月敬老の日の3連休を利用して八ヶ岳を縦走しました。 (当時の記録文・写真を元に2014年3月に本サイトへUP、若干の相違はご容赦ください。)
◎2007年9月15日(土)
私は前日金曜日の午後から休みが取れたので、朝の中央道渋滞を回避するため前泊した諏訪南IC最寄りのペンションからスタートですが、幹事Nさん率いる5名はあずさ利用で赤岳鉱泉へ宿泊の予定、時間もありましたので美濃戸に車を止めて南沢経由で阿弥陀岳をピストンし合流しました。
◎9月16日(日) 硫黄岳・横岳・赤岳縦走 曇時々晴後雨 徒歩 約9時間
赤岳鉱泉[05:15発] →赤岩の頭[6:40着 朝食 7:05発] → 硫黄岳[7:22着7:35発]→硫黄岳山荘[7:51着8:05発] → 横岳[9:00着9:12発] → 赤岳展望荘[10:40着11:10発]→赤岳頂上小屋[11:50着12:05発]→赤岳[12:08着12:16発]→行者小屋[13:38着13:51発]→赤岳鉱泉[14:19着14:30発]→美濃戸[16:15着] ※ 細かい数分刻みの記録は幹事Nさん記録文より引用
本日は出だしから急登の樹林帯となるが、ジグザグ道をあえぐように進むとやがて「赤岩の頭」に辿り着く。
ここからは展望が一気に開け遠く北アルプス、赤岳・阿弥陀岳の背後には南アルプスが望め、これから進む硫黄岳から赤岳までの行程、いわゆる南八ヶ岳のレイアウトがよく分かる。
硫黄岳山頂は広々としており休憩には快適で、凧揚げをしている人達もいた。ケルンに導かれながら縦走路を横岳へ。
横岳上りでは、注意すべきは例の「カニの横ばい・縦ばい」といった難所があるということ。しかし、鎖や梯子さらには高度感に慣れたメンバーなので、特に恐怖感はなくあっという間に走破できた。
この日の天気は目まぐるしく変わり、晴れて南アルプス、北アルプス、富士山が見えたかと思うと突然の雨に見舞われたりで、上着やカッパを脱いだり着たりの連続であった。
また、横岳・赤岳間は意外に距離と高低差があるので必要以上に時間を要してしまった。
雨もちょうど上がり、赤岳を目指すがメンバーの疲労もピークにさしかかって来たのだろうか、急登で意外に時間がかかった。
赤岳ではガスが濃く展望が全くダメだった、記念撮影だけでとっとと出発。
下りは最短の文三郎尾根を使い行者小屋を目指す。荷物の一部を出発の際に赤岳鉱泉にデポしていたので、多少回り道をすることになった。
美濃戸に着くと、やまのこ村で無事下山を祝って(ジュースで)乾杯。
<帰路と雑感>
本日中に帰るメンバー3名を茅野迄の帰り道にある「樅の湯」という村営の温泉施設に送り、「秘湯の宿」フリーク2名に「美濃戸口」まで歩いてもらい(+50分)、折り返しピックアップし西上州の「初谷温泉」を目指した。途中、麦草峠のカーブに苦しみながらも華麗(?)に果敢に攻めるドライビングで7時ちょい過ぎにチェックイン。
八ヶ岳は何回も登ったが、今回の山行全体的な感想は、小屋経営者をはじめとする関係者の努力もあるのだろうが、道の整備状況が大変よく、コース全体においてほとんどの小屋が洋式トイレでかつ清潔感があったこと、年々よくなっていることに感心した。
よくビギナーを連れて行くのは八ヶ岳が一番と聞くが、難易度の妥当さも勿論あろうが、こういう設備の充実状況が他(例えば南アルプス)と比べて段違いに素晴らしい事に起因するのだろう。