6月の山岳部の山行は、シロヤシオのお花見と温泉を組み合わせて那須に出かけることになりました。
Mt.ジーンズゴンドラTOP(10:40)→長命水(11:00)→中ノ大倉尾根分岐(11:30)→清水平分岐上(13:00~13:15L)→ゴンドラTOP(14:30)
一部の写真を掲載、すべての写真はこちらのアルバムに ⇒ PICASAのマイアルバム
①雨のゴンドラトップ
②シロヤシオは満開
雨降りですが、少し歩くと満開のシロヤシオが現れて歓声が上がります。 シャクナゲやミネザクラの花に励まされながら頑張って登りますが、断続的な強い風と激しい降雨で休憩もままなりません。このまま清水平分岐の先まで進みましたが、稜線が開けて風雨がさらに強まったため撤退
イイ被写体もなくデジカメを濡らすのを嫌って写真セーブ!
さあ、温泉だ!
④栃木の名湯 北温泉です。リンク⇒ 那須 北温泉
<山行記録 全文>
車を出したので、新幹線で来た仲間を那須塩原駅に迎えに行きます。
朝のご挨拶は「雨ですねー」。先週通り過ぎた台風が梅雨前線を引っ張ってきて、関東地方は今日にも梅雨入りしそうです。まあ寒くはないし雨のお花見も乙なものでしょうと、車2台に分乗してMt.ジーンズスキー場に向かいます。スキー場に着くと、花の季節ですが流石にこのお天気では駐車している車の数も僅かです。吹き降りの駐車場の脇で雨具を着こみ、花の時期に運転しているゴンドラに乗り込みます。
ゴンドラトップで準備していると40人位のツアー客がぞろぞろ出て来ました。一緒になってはかなわないと思い、立看板の地図も確認せずに遊歩道に入ります。雨降りですが、少し歩くと満開のシロヤシオが現れて歓声が上がります。
一寸方角が違うような気がしますが、遊歩道の突端から中ノ大倉尾根に入ればいいやと思い先に進みます。周りはシロヤシオの花が群生していてとてもきれいです。少し歩くと「長命水」という立て札があって湧水が出ている場所に着きました。はて、昨秋来た時にこんな場所はあったかしらと思いましたが、そのまま進むと、回り込むように小さな尾根を越えてゴンドラ乗り場に戻ってきました。
やれやれ大失敗、違う遊歩道を1周してしまいました。気を取り直して「正しい」遊歩道に入ります。こちらは3万株のシロヤシオの群落の中に造られた道で、花をたわわに付けたシロヤシオが次々と現れます。純白の大きな花弁が頭上一杯に広がり、梅雨空が明るくなったような気がします。
中ノ大倉尾根に入ると風が出て来たので傘をたたんで先へ進みます。途中のブナ林を越える辺りから少しずつ傾斜が増してきます。樹林帯を抜けササと灌木の登りになると風が強まって来ました。これだけしっかり降られるのは久しぶりだなと思いながら歩みを進めます。酷い天気ですが、満開のミネザクラやシャクナゲの群落が現れて目を楽しませてくれます。
頑張って進むとスダレ山に着きました。天気が良ければ休むのに良い場所ですが、風雨が強く立ち止まる気になりません。お昼を過ぎてお腹が空きましたが、甘いものを口に入れて先に進みます。赤面山への分岐を過ぎて休む場所を捜しますが、段々風雨が激しくなってきました。清水平への分岐を過ぎると南風がまともに吹きつけてきます。1時になったので、その先の少し道幅が広い場所で立ったままお昼を食べることにしますが、濡れた体に風が吹きつけて厳しい寒さです。荒天で展望もないし時間も押して来たので、本日はここまでとして下山にかかります。
中ノ大倉尾根は登山者が多いので、土砂流失防止の金網が登山道に張ってあります。濡れた金網に滑らないように注意しながら下って行きます。スダレ山の辺りで写真を1枚撮りますが、雨に打たれたメンバーの顔はこわばり気味です。長居は無用とどんどん下り、遊歩道のシロヤシオに再会する辺りで皆さんの笑顔が戻って来ました。純白のシロヤシオは何回見ても綺麗ですが、厳しい自然に耐えて花を咲かせているのだと知りました。
あとは遊歩道をお花見をしながらゆっくり歩いた後、ゴンドラを使って車に戻り、本日の宿である北温泉に向かいました。濡れた体を温泉で温め、楽しい反省会と露天風呂での二次会で夜遅くまで盛り上がりました。