濃い霧に覆われた利尻山 の帰路、稚内空港が便利だがうまくツアーにはまらず旭川空港フライト、せっかくだから北海道の最高峰旭岳に立ち寄りました。
当時の記録文と写真を元に2014年5月に本サイトへUP、記憶も薄れ若干の相違もありそうです。
一部の写真を掲載、すべての写真はこちらに ⇒ マイアルバム
◎旭川へのアクセス 2009年7月4日(土) 特急サロベツ 稚内発13:45→旭川着17:33
稚内港より移動し日本最北端のJR稚内駅に1時前には到着、この3両編成のサロベツの指定席が取れなかったことだけが事前の計画ミスでしたが駅に着くと1両増やし4両運行に変更したようでスムーズに指定席をゲットできました。
駅弁は途中でないそうなので市街を散策しスーパーで帆立弁当とコロッケを買い込み車窓の景色を楽しむ準備万端です。
サロベツは初めて乗りましたが座席間隔も広く信州に向かうあずさより快適でした。
◎2009年7月5日(日)旭岳登頂 ロープウェイ利用 曇り・霧
姿見駅(10:20)→姿見池(10:45)→旭岳山頂(11:50昼食12:40)→姿見池(13:40)→夫婦池方面周遊→姿見駅(14:40)
姿見駅に到着するとここでも霧が立ち込め旭岳が拝めません。まあ、高いロープウェイ料金払ったので頂上まで行かない訳にも行かず、ゆっくり観光客の後に続きます。残雪の後の草花のイキイキとした芽吹きも感じられ展望が開けないことを除けば涼しくもありイイコンディションです。姿見の池迄は雪渓が数箇所あり池も雪で半分以上覆われていました。
駅のイラストだとこういう行程です。
ベンチにはご高齢のガイドが登山客の質問にユーモアを交えながらテキパキ答えています。
天気回復を祈りながら足を進めていきますが人の多さに驚きます。登山道の標識に沿って、ガレ坂を登りますが利尻山のような歩きづらさはありません、ステップも容易に取れます
途中、金庫岩等あったのでしょうが霧の中視界不良、気付けば11:50には山頂に到着しました。一等三角点の立派な石碑もあります、2,290m北海道の最高点です、この石碑は1900年に最初に測量したときから100周年を記念して2000年に国土地理院が設置したものです、山頂からの展望がよければ気にならないようなものでしょうがこういうものに目を配らないとならないほど暇をもてあましました。
間宮岳へは行く時間もないし好天の兆しもなく12:40無念の下山です。 八合目あたりで霧が徐々に切れてきて、姿見の池、池糖も大小たくさん見渡せました、
また、旭川方面のダム湖も望めてきました、頂上に引き返そうと思いましたが、まあここには今後も来ることはあるだろうとはるばる利尻で展望を楽しめなかったほどの心の傷はありませんでした。
時間もたっぷりあったので姿見の池からは夫婦池経由を選択。噴煙や高山植物を見ながら下っているとカメラマンが何か接写していました、どうやら野鳥の巣のようで、巣穴にはエメラルドグリーンの卵が5つ見えました。親鳥らしき一羽が心配そうに飛んでいたので私も素早く撮影し立ち去りました、花も多種咲き誇っておりこの周遊は快適でした。
姿見駅には3時前到着、前日7/4朝、天女が原湿原でヒグマと登山者が遭遇したという貼り紙がありましたが、この日は大盛況で小さな鈴のご利益もあり遭遇はありませんでした。
下山後、旭岳温泉が混雑していたので、名瀑“羽衣の滝”の入口、天人峡温泉「天人閣」に立ち寄りました、この選択は良く貸切り状態でした。入浴料千円は内湯の岩風呂のスケール感・露天風呂からの景色・設備を考えるとリーゾナブルでした。
5時に出発したが、旭川空港迄はここから1時間弱、十分8時20分のフライトに間に合う時間だったのであまり飛ばさず景色を楽しみながら名残惜しくマツダ・アクセラのドライビングを満喫しました。
まあ、ここでも展望には恵まれませんでしたがトムラウシをはじめ道央へは今後も登る機会は多いでしょう、次回の遠征に期待します。