9月9日(水)斜里岳を下山し391号を南下し阿寒横断道路を走ります、途中、屈斜路湖側の硫黄山が印象的でした。
本日から連泊する宿は阿寒湖畔の温泉宿山水荘です。ロケーション・温泉・食事もよく1泊2食7,500円と格安でした。
アットホームな宿で会話も弾み、明日から2日ともよく晴れるので順番は行程が長い雄阿寒岳を先にしたほうがイイと私と同意見でした。
◎雄阿寒岳登山 2009年9月10日(木) 晴れ
滝口バス停登山口(08:15)→四合目(10:00) →五合目(10:50)→山頂(11:50昼食12:30)→五合目(13:05)→下山(14:50)
早出の朝食(お弁当)持参も考えましたが、旅の疲れもあり宿で6時半の朝食をとってゆっくり登山口に向かいました。
駐車場入口で工事のお兄さんに「何組くらいか先に入山していますかね?」と尋ねると「昨日は登山者がそこそこいたが、今日はあなたが一番手」と意外な回答です。
やはり、平日、花も終わり紅葉前のこの時機入る物好きは少ないのかと・・・
しかし、宿のおじさんも「この近くの山塊は熊の食料が豊富で登山者と遭遇する事例はめったにない。」と言っていたし鈴をチリンチリン鳴らし一人山に先頭で入ります。
太郎湖・次郎湖を通り抜け深いトドマツ林を抜けていきます。
あまり飛ばさずに登っていくと三合目で60代の2人組に追いつかれます、先頭を快く譲りのんびり進みます。しばらくして「四合目(半分以上クリアーしました。ここから先五合目迄がガマン所)」の標識が出てきます。
確かにその言葉に偽りなく寄生火山の上に出る五合目迄に時間がかかりました。五合目の標識には「ここ迄来たら8割クリアー、自然をゆっくり楽しもう」と記載されていました。
阿寒湖畔のビジターセンターで入手したガイドによると号目標識の不思議さ(無秩序な印象)は旧道の名残(?)と書いてありました。
森林限界に近づきだんだんと視界も開け、八合目には昭和19年10月から24年3月まで使用されていた観測所の跡地の土台が残っていました。
九合目からヒョウタン沼を見下ろし少し上がると頂上に着きました。
すぐに先着の2人組に写真を撮ってくれと頼まれます、マイナーなこの山に来た者同士打ち解け山座同定の始まりです。
私も記念に一枚。
360度大パノラマで目の前の雌阿寒岳・阿寒富士、屈斜路湖、斜里方面、近くの湖沼は確認できましたが、西側大雪方面は連山も望めますが知識がなく感慨が湧きません。
翌日登った雌阿寒岳・阿寒冨士
ガイドに「パンケトーの全景とペンケトーは頂上を制した者だけが得る絶景です」とありますが、まさにそのとおりです。
下りでは2パーティーだけすれ違いました。こんなにイイ山なのに10人も入らないのか・・と不思議に感じながら3時前下山しました。
眼下には阿寒湖も拡がり、イイ下山道でした。
翌日、雌阿寒岳より眺めた雄阿寒岳の山容で〆ましょう、阿寒湖を挟んでイイ姿です!