久々の山行で、山岳部で秋の雁ガ腹摺山に遠征しました。山頂からは微かに記憶のある500円札に描かれた姿そのままの美しい富士山を望むことができました。今回の金山鉱泉からのコースは標高差が1150mあり、なかなか登りごたえがありました。
金山鉱泉(9:05)→金山峠(10:20)→白樺平(12:00)→雁ガ腹摺山(13:10~35L)→金山峠(15:30)→金山鉱泉(16:40)
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大月からジャンボタクシーで金山鉱泉までやってきました。
道はトラバース気味に急下降して沢床まで下ります。何度も小さな木の橋を渡りながら、金山沢に沿って付けられた道を進んでいきます。
4時間がかりで待望の雁ガ腹摺山山頂に到着しました。すっきりと晴れ渡る秋空を背に、富士山が秀麗な姿で聳えています。
<山行記録 全文 キリンさんの寄稿引用>
2012.10.21(日)、快晴、気温15℃位、風弱し
金山鉱泉(9:05)→金山峠(10:20)→白樺平(12:00)→雁ガ腹摺山(13:10~35L)→金山峠(15:30)→金山鉱泉(16:40)
山岳部で秋の雁ガ腹摺山に登りました。一日中雲ひとつない快晴で、山頂からは旧500円札に描かれた姿そのままの美しい富士山を望むことができました。また、今回の金山鉱泉から往復するコースは、標高差が1150mあり思いのほか登りごたえがありました。
飛び入りで参加したRちゃんと一緒に大月駅までやってくると、皆さん既にお揃いで、すぐジャンボタクシーに乗り込み金山鉱泉に向かいます。登山口の駐車場には車が5台ほど停まっていてそこそこ登る人がいるようです。今日は地図をよく見ずに来たので、誰かが標高差が1,150mあるというのを聞いて少し気合が入ります。手早く足ごしらえをして出発です。
初めは金山沢の右岸に付けられた荒れた林道を進みます。そのあと標識に従い沢床へ下りることになりますが、トラバース気味の崩れやすい道で気を使います。下り立った金山沢はきれいな流れで、石に渡した小さな木の橋を何回か渡りながら、流れに沿って上流に進んでいきます。途中で伐採地を迂回したり、登山道が崩れていて沢をからめたりしましたが、金山峠まで上がって一息入れます。ここまで1時間のコースタイムですが、15分ほどオーバーしているので、余り遅れると帰り道が暗くなってしまうかなと思います。
金山峠からは道が良くなり、いったん隣の沢へ下って百間干場から菅沢に沿った道に入ります。この辺りも荒れた林道で、手入れされていないので車は無理でしょうがオフロードバイクなら入ってこられそうです。しばらくコンクリート道を進むと右手に登り尾根入口の標識があり、白樺峠に向かう登山道になります。コナラやカラマツの森を縫って行くと、一本林道が横切っている場所に出たので小休止します。
今回のメンバーは登山が久しぶりの人が多く、きつい登りについ愚痴がこぼれますが、初参加のNさんだけは元気です。やっぱり若い力は素晴らしい。まあ、今日はお天気が良いし、山頂から見る富士山を楽しみにと腰を上げます。
白樺峠の辺りは明るいコナラの森でドングリが沢山落ちています。大きくてきれいな実をお土産に拾いながら歩くうちに、待望の雁ガ腹摺山山頂に到着しました。南側が開けていて、正面にうっすら雪を被った富士山が秀麗な姿を見せています。前景の三ツ峠や鳴子山が青い影となって完璧な構図です。晴れ渡る秋空に雲一つなく、旧500円札に描かれた姿そのままの美しい富士山はため息が出るほどです。長い登りをこなしてきただけに感激もひとしおです。
写真を沢山撮って、お昼を食べたあと下山にかかります。かなり時間が押しているのであまり休憩を取らずに下って行きます。明るいコナラやカラマツの森は快適で、柔らかい落ち葉のクッションが効いて気持ちが良い。金山峠で一本取ったあと沢筋の道に入ると日が陰ってきましたが、小さな木の橋をテンポよく渡って、暗くなる前に無事金山鉱泉に到着しました。
下山口が温泉というのはとても良いもので、そのまま一風呂浴びてビールで乾杯となります。あとは迎えのタクシーを呼んで大月駅に出て、家の遠いメンバーで夕食を兼ねた楽しい反省会をして、秋晴れの雁ガ腹摺山登山を終えました。