9月はじめ連続休暇を取得し値段がピーク時より幾分下がったJALツアーズふらり(往復:羽田・女満別往復航空券、滞在期間中レンタカー・マーチ、網走でのビジネス1泊)を利用して道東へ遠征しました。
行程は悩みましたが、羅臼、斜里、雄阿寒岳、雌阿寒岳の順に組みました。天気にも恵まれ、思い出に残るイイ遠征になりました。
当時の記録文と写真を元に2014年6月に本サイトへUP、記憶も薄れ若干の相違もありそうです。
一部の写真を掲載、すべての写真はこちらに ⇒ マイアルバム
◎道東へアクセス 2009年9月6日(日) 曇り
この日の宿は大奮発して「岩尾別温泉ホテル地の涯」です、チャックインしているととなりで老夫婦が羅臼岳の様子を聞いています。明日、一人ぼっちの入山の心配はなくなりホッとします。価格相応、食事・風呂もよかったのですが頭の中は明日の羅臼登山・ヒグマ対策でいっぱいでした。
2009年9月7日(月) 羅臼岳登山 薄曇り・時々晴れ間
岩尾別温泉220m(05:30)→オホーツク展望台(06:10休憩10分)→650m岩峰(06:45)→弥三吉水(07:10)→銀冷水(08:00)→羅臼平(08:45)→羅臼岳1661m(09:40休憩10:15)→羅臼平(11:00)→弥三吉水(12:15)→岩尾別温泉(13:25)
5時半、木の下小屋へ向かい入山行程を記帳しますが5番手での入山でした。
一番手は4時半頃、10分後位には団体(10人程度)も来るでしょう、イイ位置に挟まれたと安心します、何かあっても骨は拾ってもらえるでしょう・・・鈴はザックに一つ、ダブルストックに一つづつとトリプルリングで賑やかに登っていきます。
ヒグマが観察された日を時系列で整理した看板があり、緊張感を高めます。
最初に出てくる「650m岩峰迄続くアリの巣のための熊出没多発地帯の看板」は緊張感がありました。
道自体は目印も豊富で悪路ではありません、斜度も適当できつくありません。オホーツク展望台では老夫婦が朝食をとっています。まだ、この先も多発地帯のようなので老夫婦を見送り私も少し休憩し後続の団体との間隔のバランスを取ります。
弥三吉水で団体を抜いて私に追いついてきたパーティーがありました、木下小屋の入山記帳から類推すると頂上迄2時間程度の間に6パーティーいて、かつ、霧も晴れてきて視界も良好なので私も本来の自分のペースで登っていきました。
登山道に人の匂いが薄い早朝トップより、後発が安全と単独登山でもあり当初から狙っていた位置関係がキープできました。
雪渓はさすがに9月なので端の方は融雪が進んでいてアイゼンなしで十分でした、周りには高山植物も多く清々しいところでした。
斜里方面の展望は想像できていましたが雲上の先に国後島の山が見えた時は感動しました、ここに登らないと味わえない興奮です。頂上は狭く4・5人で満杯です。
高山植物は9月でもありブルー系統が多く咲き誇っていました。
復路は熊への警戒は多少薄れ、花や登ってくるパーティーと会話を楽しむ余裕ができました。
13時半に無事下山、木下小屋に着くと立派な角の雄鹿が2頭出迎えてくれました。
◎温泉巡り 9月8日(火) 午前土砂降り、午後晴天
羅臼・斜里登山予備日にしていたこの日は午前中は知床半島周遊のクルーザーが全便欠航になるほど荒れた天気でした、そこで知床の秘湯(無料)を楽しみました、知床峠の熊の湯(やや熱め)、羅臼の海岸線にある相泊温泉(すこし温め)は風情がありました。瀬石(セセキ)温泉は荒天のため入浴できませんでした。
写真は熊の湯
午後は晴れてきたのでウレベの滝等景勝地を廻りました、滝上展望台は知床連山の撮影にアングルがよくおすすめです。連泊したウトロの民宿ランタンも食事も美味しくリーゾナブルでした。
知床連山と小鹿で〆ます。