1月中旬、真白き富士山を仰いで気持ちよく新年を迎えたいと会社の山岳部の新年山行に参加しました。
日 程: 2009年1月17日(快晴)~18日(曇り)
行 程: 三峰神社登山口 ⇒ 雲取山荘(泊)⇒ 雲取山 ⇒ 鴨沢下山
同 行: 山岳部メンバー 女性2名、男性4名
○1月17日(土) <歩行時間 約6時間>
三峰神社登山口(10:15) ⇒ 霧藻ヶ峰休憩所(12:00昼食12:25)⇒ 前白岩山(13:35)⇒ 白岩山(14:40)⇒ 大ダワ(15:25休憩)⇒雲取山荘(16:00着)
一部の写真を掲載、すべての写真はこちらのアルバムに ⇒ リンク
7時半、西武池袋発のレッドアロー号で西武秩父を目指す。皆、この日の快晴に満足で会話も弾む。駅からはジャンボタクシーを利用し三峰神社登山口へ1時間弱で到着、普段単独山行が多いので7人で料金12,490円は格安・便利に感じる。
少しでも行程を楽にしようと参拝を省略し、簡単な準備運動をして登山にかかる。地球温暖化の影響か雪がほとんど物足りないくらいない。この埼玉県側からの登山道は標識が充実している、迷いようがない。しかし、夏の高山植物を撮影しながらの華やかな気分の登山に比べると地味で淡々とひたすらと登っていくだけで単調だ。
霧藻ヶ峰でようやく展望が開け、去年3月に登った両神山、奥秩父の山々を一望できる。そしてその奥に白く美しく輝く浅間山が目を引く。和名倉山も正面に大きく見える、いつか登る日があるだろうか・・・・。
秩父宮殿下のレリーフを通り過ぎ、その先の霧藻ヶ峰休憩所で昼食とした。休憩所には缶ビール(500円)があったがここでは自粛する。先週が3連休だったせいかこの日は登山者が少なく我々だけの貸切りだ。
12時25分、前白岩山への急登を覚悟し出発する。ここまでいいペースで来ていたがこの先遅れ気味になるかと思っていたが、皆さん健脚で元気で順調に登っていく。
前白岩山からは富士山をチラッと見ることが出来たが、明日ゆっくり頂上から拝めるだろうと思い構図もよくなかったので写真は控える。
雲取小屋にほぼ16時到着。
改築された小屋は立派なログハウス風の建物で、我々パーティーは2Fの奥の部屋に案内される、炬燵も置いてありなかなかの設備である。夕食の6時迄時間も十分あり、無事の到着を祝してビール・日本酒で乾杯、盛り上がる。
○1月18日(日) <歩行時間 約4時間>
雲取山荘(07:10)⇒雲取山(07:35)⇒避難小屋(アイゼン装着08:00発)⇒七ツ石山分岐(09:00)⇒堂所(10:00)⇒鴨沢バス停(11:20着)
6時からの朝食を済ませ、山荘前で記念写真を撮り7時10分ゆっくり出発する。トレースもしっかりしていたのでアイゼンを付けず登る。
30分弱で頂上に着く。事前のイメージでは正面に大きな富士山、雄大な南アルプス連峰を望むはずがガスって360度何も見えない。
前日の苦労が水の泡だ・・・三峰神社の参拝を省略したことが原因か・・・それとも、去年はどの山でも晴れて展望を楽しめたが・・今年は裏年か・・・・新年早々不吉な予感がする。記念撮影だけを済ませ下山路にある避難小屋へとっとと下り、ここでアイゼンをつける。
11時半のバスを目指すため、前日はゆっくりしたペースで先行していた幹事のFさんのペースが挙がる。休憩はほとんどとらず七ツ石山は登らず巻き道を急ぐ。堂所付近でアイゼンを外し11時20分鴨沢のバス停に到着。
今回の山行では、山頂で富士山を望めなかったのはとても残念だったが、冬用として新しく購入した登山靴(シリオ712-GTX)の履き心地がよかったことが何より収穫だった。次回はもう少し雪があるところで試してみたい。
山域別に戻る クリック ⇒ 山域別
<山行記録全文>
1月中旬、真白き富士山を仰いで気持ちよく新年を迎えたいと会社の山岳部の新年山行に参加しました。
日 程: 2009年1月17日(快晴)~18日(曇り)
行 程: 三峰神社登山口 ⇒ 雲取山荘(泊)⇒ 雲取山 ⇒ 鴨沢下山
同 行: 山岳部メンバー 女性2名、男性4名
○1月17日(土) <歩行時間 約6時間>
三峰神社登山口(10:15) ⇒ 霧藻ヶ峰休憩所(12:00昼食12:25)⇒ 前白岩山(13:35)⇒ 白岩山(14:40)⇒ 大ダワ(15:25休憩)⇒雲取山荘(16:00着)
7時半、西武池袋発のレッドアロー号で西武秩父を目指す。皆、この日の快晴に満足で会話も弾む。駅からはジャンボタクシーを利用し三峰神社登山口へ1時間弱で到着、普段単独山行が多いので7人で料金12,490円は格安・便利に感じる。
少しでも行程を楽にしようと参拝を省略し、簡単な準備運動をして登山にかかる。地球温暖化の影響か雪がほとんど物足りないくらいない。この埼玉県側からの登山道は標識が充実している、迷いようがない。しかし、夏の高山植物を撮影しながらの華やかな気分の登山に比べると地味で淡々とひたすらと登っていくだけで単調だ。
霧藻ヶ峰でようやく展望が開け、去年3月に登った両神山、奥秩父の山々を一望できる。そしてその奥に白く美しく輝く浅間山が目を引く。和名倉山も正面に大きく見える、いつか登る日があるだろうか・・・・。
秩父宮殿下のレリーフを通り過ぎ、その先の霧藻ヶ峰休憩所で昼食とした。休憩所には缶ビール(500円)があったがここでは自粛する。先週が3連休だったせいかこの日は登山者が少なく我々だけの貸切りだ。
12時25分、前白岩山への急登を覚悟し出発する。ここまでいいペースで来ていたがこの先遅れ気味になるかと思っていたが、皆さん健脚で元気で順調に登っていく。前白岩山からは富士山をチラッと見ることが出来たが、明日ゆっくり頂上から拝めるだろうと思い構図もよくなかったので写真は控える。
夏の北アルプスと異なりこの日は下山者も少ない。数少ない下山者に芋ノ木ドッケのトラバースルートの状況を念のため確認する。雪が少なくアイゼンなしで降りてきたそうで、我々も迷わずトラバースする。道幅が狭いので凍結していたら気持ちの悪そうな所だが、無難に通過し大ダワへ到着。ここから最後の登りで男道と巻き道に分かれるが、左の巻き道を進み雲取小屋を目指し、ほぼ16時到着。
改築された小屋は立派なログハウス風の建物で、我々パーティーは2Fの奥の部屋に案内される、炬燵も置いてありなかなかの設備である。夕食の6時迄時間も十分あり、無事の到着を祝してビール・日本酒で乾杯、盛り上がる。
この日はご主人の新井信太郎さんはいなかったが小屋番のおじさんの軽妙なトークを聞きながら夕食をとる。メインはハンバーグで今まで色々な山荘で食事をとったが美味い方の部類には入るとは思う。
この日の消灯は8時半、寒いが外に出て星空を見上げるとオリオン座がはっきり見える。消灯後はすぐに眠りにつく。
○1月18日(日) <歩行時間 約4時間>
雲取山荘(07:10)⇒雲取山(07:35)⇒避難小屋(アイゼン装着08:00発)⇒七ツ石山分岐(09:00)⇒堂所(10:00)⇒鴨沢バス停(11:20着)
6時からの朝食を済ませ、山荘前で記念写真を撮り7時10分ゆっくり出発する。トレースもしっかりしていたのでアイゼンを付けず登る、30分弱で頂上に着く。事前のイメージでは正面に大きな富士山、雄大な南アルプス連峰を望むはずがガスって360度何も見えない。
前日の苦労が水の泡だ・・・三峰神社の参拝を省略したことが原因か・・・それとも、去年はどの山でも晴れて展望を楽しめたが・・今年は裏年か・・・・新年早々不吉な予感がする。記念撮影だけを済ませ下山路にある避難小屋へとっとと下り、ここでアイゼンをつける。11時半のバスを目指すため、前日はゆっくりしたペースで先行していた幹事のFさんのペースが挙がる。休憩はほとんどとらず七ツ石山は登らず巻き道を急ぐ。堂所付近でアイゼンを外し11時20分鴨沢のバス停に到着。
奥多摩駅に着いて、奥多摩温泉“もえぎの湯”は混むそうなので、駅近くの玉翠荘で入浴する。場末の銭湯のような雰囲気だったが我々だけの貸切りでなかなか快適だった。
駅近くの食堂で飲む選択肢もあったが寂れた感じで・・・帰る方向でもあり皆の希望も一致し立川の中華街で締めることとした。青梅線の中ではザック姿でビールを飲む様子は自然だったが、グランデュオ立川内では我々パーティーは少し(完全に?)浮いていた。
2時を回っていたが7階の中華街は大盛況だった。どの店も外迄並んでいて入れるか不安だったが奥にある龍福園は周りに比べ少し値が張るのだろうか・・・すぐに入れご馳走と紹興酒で無事の山行の祝杯を挙げた。
今回の山行では、山頂で富士山を望めなかったのはとても残念だったが、冬用として新しく購入した登山靴(シリオ712-GTX)の履き心地がよかったことが何より収穫だった。次回はもう少し雪があるところで試してみたい。