6月中旬、梅雨場の間隙をぬって上越国境にそびえ立つ双耳峰谷川岳に行ってきました。
2009年6月20日(土)霧時々晴れ間
天神平駅(10:20)→熊沢穴避難小屋(10:55)→天狗のトマリ場(11:30)→肩の小屋(12:15)→トマの耳(12:30)→オキの耳(12:45昼食休憩13:20)→トマの耳(晴れ間待ち13:55下山開始)→熊沢穴避難小屋(14:45)→天神平駅(15:15)
20日(土)甲信越地方は天気が晴れ時々曇り予報、どこに行こうかと迷いましたが谷川岳はまだ登ったこともなく、ヤマレコHPでも6月に入って山行記録・写真の寄稿が多くこの時季でも良さそうな気もし決定しました。
関越道の渋滞はなく谷川岳ロープウェイ土合口駅には順調に9時半着、バスが数台駐車していて既にツアー客は出発しているようです。快晴を期待していましたがあいにくの霧模様、視界がよくありません。
ロープウェイ「フニテル」往復2,000円は標高差573mにしては高い気もします、その上駐車場代金は有料500円、ETC千円効果が薄れます。天神平駅では霧の上に出るかと期待していましたがこの標高1,319mが最も霧が濃いようで山頂を望めるどころか10m先も見えません。スタートから登山口がどこか迷います、単独で始めての山なので無理はせず、駅前の広場で準備運動しているガイド付きの団体を途中まで先に行かせ登山道入口をまず確認してから抜くことにしました。
登山道に入ると木道が充実しています。途中、イワカガミ、シラネアオイ他高山植物が歓迎してくれます。11時前、熊沢穴避難小屋に到着しましたがこのあたりでようやく多少視界はよくなりました。ここから先はしばらく結構斜度がある樹林帯が続きます、ナナカマドやミネカエデが多く紅葉の時期もイイ所なのでしょう。
肩の小屋下、1700m~1800mにかけては登山道側まで結構雪渓が残っています。ちょうど薄日がさしてきたので涼しくて快適です。ミストサウナ状態の登りだったので少しばてましたが肩の小屋に12:15到着、小屋の周りでは多くのバーティーがランチをとっていました。
トマの耳には12:30到着、残念ながら狭い頂上を団体が占拠しており写真も撮れずもうひとつの頂上オキの耳に向かいました、鞍部のところにはシラネアオイが群生していました。オキの耳は人が少なく静かでした、なんとなく勘ですが霧が晴れそうな予感もしたので昼食をゆっくりとってしばらく待ちます。
1時頃から霧の動きが早くなってトマの耳がようやく見えます。次に西方面オジカ沢ノ頭、万太郎山・千ノ倉山とその稜線がはっきり見えてきます、しかし苗場山や妙高・火打はまったく見えません、北側越後駒方面も同様です。
トマの耳に戻ると団体客が帰って閑散としていました。ここ迄待ったご褒美か東側の視界がよくなってきました、皇海山、日光白根山、至仏山尾瀬方面が時々雲の間から遠望できます。
1時15分、今日の空模様だとこれ以上の展望は期待できなさそうなのであきらめて下山、天神平駅には3時過ぎに到着しましたがやはり霧が濃くかかっていました。
温泉は、湯檜曽温泉に立ち寄ろうと思っていましたが気付いたら通り過ぎてしまい、看板に導かれながら「湯テルメ谷川」に立ち寄りました。脱衣所が狭いことを除けば、550円にしては内湯も露天も広くまあまあのところでした。
帰路も渋滞がなく19時半には帰宅。展望は霧で今ひとつでしたが梅雨場の間隙山行としては合格点でした。