9月10日の雄阿寒岳を満喫した後は、湖畔を挟んだもうひとつの名峰”雌阿寒岳”を目指しました。
日本百名山踏破をしている人は、雌阿寒岳が標高が高く、また登りやすいので一般的にこちらでカウントしているようです。
私は、雄阿寒岳も昨日登り、さらに、阿寒富士も今回組み入れ、どうカウントしようがクリアーという万全を期しました。
雌阿寒岳・阿寒富士登山 2009年9月11日(金) 快晴
雌阿寒温泉登山口(08:00)→四合目(08:50) →雌阿寒岳山頂(10:00休憩10:25)→オンネトーコース八合目(10:40)→阿寒富士(11:20休憩11:40)→下山昼食→八合目(12:25)→雌阿寒岳山頂(12:50休憩13:00)→四合目(13:40) →雌阿寒温泉登山口(14:15)
当時の記録文と写真を元に2014年6月に本サイトへUP、記憶も薄れ若干の相違もありそうです。
一部の写真を掲載、すべての写真はこちらに ⇒ マイアルバム
この旅の四山目最後です、これ迄頑張ったご褒美のように一番の快晴でした。
登山口に着くと驚きました前日の雄阿寒岳の閑散さと異なり大勢の人の賑わいです。木曜日と金曜日と違いもありますが皆楽な方にやはり登るのか・・と人間の本性に触れたような気がしました。まあ、これでヒグマの心配はなくなります。
コースタイムを見て分かるとおりこのコースは楽です。スローペースで行ったにもかかわらず2時間で到着です。山頂は他に一組だけで心配をよそに静寂感を楽しめました。
展望は最高で噴煙と阿寒湖の先には昨日登った雄阿寒岳が望めます。アイヌ語でピンネ・シリ(男山)と呼ばれるだけあり力強く雄々しく湖畔から立ち上がる端正な名峰です、しばし感慨にふけました。
火口も覗きましたがコバルトブルーの沼・噴火口の様子も壮大でした。
反対側に目を向けると阿寒富士が聳えています。この日、網走で19時迄にレンタカーの返却ですがまたいつ来れるか分からないので誘惑に駆られ縦走します。
オンネトーコースの八合目に一旦降りていくと阿寒富士のザレ場の急斜面、黒っぽい砂の山肌が見えてきます。
登り難そうな感じです。ここは人が少なく疲労困憊で登っていくと昨日雄阿寒で会った2人組が降りてきます、「頂上は誰もいないよ」と言われました。
そのとおりで山頂に11時20分に着きましたが後続も期待できずこの旅初めての三脚セルフタイマーで撮影しました。風も強くなってきたので一旦下山して八合目との中間地点で昼食をとっていると、オンネトーコースから100人程度の大団体が雌阿寒岳山頂に上っていくのが見えました。
ゆっくり火口を眺めながら山頂に戻っていくと団体が記念撮影をして雌阿寒温泉方面に下り始めるところでピークにあたらず助かりました。
最後にもう一度雄阿寒岳を眺めて下山開始しました。この時間帯でも登ってくる人も多くいましたが道も広くすれ違いは容易で眼下に広がるコバルトブルーの神秘的なオンネトーを名残惜しく眺めながら降りました。
下山後、登山口の野中温泉の女将に込み具合を確認すると今は泊り客だけということでここに決めます。
歴史のある佇まいで秘湯感があります、水道・シャワーもありません、一人だけだったので温泉の蛇口に座り体を洗います。露天は少し温めで気持ちがいい湯でした。
昨日夕方にも行きましたがオンネトーに車を走らせ雌阿寒岳・阿寒富士を撮影しました。やはりここからの眺めが配置よく一番美しく見えました。
15時半網走に向けて車を走らせました。道が空いていたので途中網走湖、女満別の丘の夕陽等景観を撮影しながら北海道の雄大さを最後まで楽しめました。
7月の利尻遠征では天気に恵まれませんでしたが今回は天気にもばっちり恵まれ、それぞれ特徴のある四山を満喫できました。
この旅の終焉、女満別の丘の美しい夕陽で〆ましょう!