「間質性肺炎ヘルペスによる様々な症状治療経過報告」
匿名希望64歳2017年4月30日
匿名希望64歳2017年4月30日
左手人差し指が白くなり冷感、痺れ等のレイノー症状が現れたのは平成20年1月の事でした。内科を受診し抗核抗体640という数値からリウマチ科を紹介され受診、血液検査を数回受けましたが他の数値に異常は無く経過観察となりました。
平成28年1月凍った路面で膝を突き半月板損傷し整体に通い始めましたが痛みが軽くなった5月頃、体の他の箇所のあちこちに痛みが出始め、疲れやすくなりました。その後喉の違和感や痛み、体の関節の痛みが出始めましたがこの頃はまだ風邪を疑っている状態でした。7月24日、朝から今までにない倦怠感と時々頭痛もあり発熱に気付きました。頭の片隅にあった発症への不安が現実となり落ち着かなくなりました。3日後ネットで調べた膠原病のクリニックを受診、結果は強皮症の疑い、及び間質性肺炎の診断を受け、頭が真っ白になりました。間質性肺炎の診断は思いもよらないことでした。担当医に紹介状を持参し大学病院で検査を受けて来るよう言われましたがショックで気分が悪くなり、どんな返答をしたのか覚えていません。
自宅に戻りネットで検索した間質性肺炎の予後は悪い上、ステロイド治療に頼るしかないことが分かり暗澹とした気分になりました。しかしそれ以外どんな治療法があるのか?途方に暮れていた時、ネットで松本漢方クリニックの存在を知りました。そしてHPを見ているうちにこの先大学病院で病名が分かってもその先にあるのはステロイド治療しかないのだとわかりました。担当医には断りの返事をして松本漢方クリニックでステロイドを使わず免疫を高める治療を受けたいと思いました。今考えるとクリニック初診時から松本漢方クリニックに行く迄のこの半月間が精神的に一番辛い時期でした。
8月13日、朝から息苦しく左肩、左腕、左脇腹の痛み、微熱で早く歩けない状態でしたが、息子に付き添いをお願いして東京駅から松本漢方クリニックへ向かいました。初めてお会いした松本先生は医者然としたところのない想像通りの爽やかな紳士でした。沢山の患者さんを看てきた経験の厚みが感じられて「来てよかった。」とホッと安心したことを覚えています。
先生は私の問診票を見ながら、「病気の原因はガマンしすぎて生きてきたこと、諦めないことを止めること、そうしないとこの病気は一生治らない、これからはストレスのない生活を送るよう。」と仰いました。又これまでの検査の結果、データでは病名判断はつかないということでしたが「病名はどうでもえぇ、自分の免疫を上げて病気を治すんやでぇ」と力強く握手をして下さり心強く感じました。帰途左腕の痛みがあったので京都駅で食事後、早速アシクロビルを飲みました。
アシクロビル毎回6錠と漢方薬食前中後を飲み始めて2日目、昼は灸を何時間もすえ足湯もしました。早くも夜になると肩の痛みが引き、腕が上がりました。薬の即効性に驚き、昼に自分で灸をした箇所の痛みが実際に無くなったことで長い間自分自身で抑えつけてきた免疫をこれからは時間をかけて労っていこうと思いました。
電話で松本先生に検査結果を問合わせると2週間程前のデータと比べ随分悪い事に驚かれている様でした。松本漢方クリニックに来る前はどんな生活をしていたのか尋ねられました。クリニックの担当医に思いがけない間質性肺炎と診断され落ち込み、仕事も負担になっていた事を話しました。先生からは心の持ち方を変え体を休め3食きちんと食べ尿をしっかり出すこと、スポーツドリンクを飲むようアドバイス頂きました。
その後息苦しさ、息切れ、動悸、寝汗、だるさ等で眠れない日もあり、灸や薬湯でなかなか良くならない時は鍼に頼り嘘のように息苦しさが消えたこともありました。その他頭痛や奥歯や喉の違和感、だるさ、膀胱炎のような症状で食欲も無く発熱後1ヵ月で6キロ程痩せました。
9月~12月、微熱、下痢に近い軟便、喉の違和感、寝汗、頭痛は変わらずあり咳たん等の症状は先生に相談し薬を送って頂きました。また、目の炎症が酷くなり左目は糸屑の様な物が見えていたので眼科を受診しアレルギーと後部硝子体剥離と診断されました。炎症はステロイドを使わないと改善しない程酷いと言われましたが訳を話し1番弱い抗炎症剤を処方してもらいました。それでも結局使うのが怖く松本先生に点眼薬を送って頂きました。その後水でよく洗眼し点眼薬で症状は落ち着きました。
10月下旬頃から平熱の日が多くなり食欲も戻ってきましたが腹痛、下腹痛、膀胱炎のような症状が現れた後、頻尿気味になり漢方薬を先生に処方して頂き症状は落ち着きました。
12月3日、2度目の松本漢方クリニック。以前から疑問だった自分の間質性肺炎の原因がコレステロール値を改善すると医師に勧められ安易に飲んだ薬の副作用だった事をネットで知り無知さ加減を後悔しました。それを先生に話すと現在服用を止めているなら心配はなく今の沢山の症状はヘルペスと免疫が戦っている証拠で症状が改善されるに伴い間質性肺炎も治っていくだろうという事でした。
平成29年1月、下痢に近い軟便は続いていて頭痛も時々あり背中、鎖骨周辺、手足の関節、みぞおち周辺等痛みのある所全部にカイロを貼って過ごす日が多くなりました。この頃から寒い日に外出しても夜の頻尿がなくなりました。
2月、みぞおち周辺、目の奥、奥歯、前頭部の痛みがなかなか引かないので近所の鍼灸院で鍼を受け楽になりました。
3月上旬、喉の違和感や痛み、みぞおち周辺の痛みがいつの間にか無くなっている事に気づきました。
4月、現在は軟便、左目の飛蚊症、歯茎の一部の腫れと違和感、手足指の痛み、時々頭痛等がありますが確実に体調が戻ってきているのを感じています。
この病気を経験したことで松本理論の38億年かけて作り上げられた免疫の遺伝子を信じ、労わる心の在り方を教えて頂きました。松本先生ありがとうございます。まだ暫くお世話になりますがどうぞ宜しくお願いします。