「低音障害型感音性難聴になって」

28歳女性2004年10月13日

2003年3月より、松本漢方クリニックにて、漢方薬によるアトピーの治療を始めてから一年半、9月21日の事でした。前の週から体調がすぐれず、6日間、ほぼ寝たきりの状態で、久しぶりの出勤だった。通勤途中に突然ひどい耳鳴りがし、左耳だけ聞こえにくく、そのまま会社に着いた時には、もう殆ど聞こえなかった。遠くの音はなんとなく聞き取れるが、近くの音はこもってしまって、聞き取りにくい。どうにも仕事がしにくく、不安になって、昼休みに、会社近くの耳鼻咽喉科で診療してもらうことにした。

鼓膜を見ても、特に外傷等は見受けられず、耳・骨の両方から聞こえるかどうかを検査した結果、左耳で、低音が聞き取りにくく『低音障害型感音性難聴』と診断される。神経の病気だと言われる。

プレドニン錠5㎜(副腎皮質ホルモンで炎症やアレルギー症状を抑える)を12錠、アデホスコーワ顆粒10%を9包、ムコスタ錠100(胃薬)を9錠、計三日間分の薬を処方されるも、「その日の内に症状が悪化するか、三日経過しても改善されない場合は、薬を増量するか、場合によっては、点滴をうつことになる。」と言われる。更に、「症状が治まったと思っても、再発することもあり、目の病気にもなるかもしれない。」とまで言われ、正直に言って、かなり怖い思いをした。

その日の昼から薬を飲むように言われたが、なんとなく釈然とせず、また、朝方より若干症状が軽くなったような気がしたので、退社後に、松本先生に伺ってからにしようと、結局飲まずにおいた。

その日の午後七時頃、松本先生に診断して頂いた結果は、『ヘルペス』。よって、ヘルペス用の薬アシロベック400㎎を24錠処方して頂いた。その場で2錠、12時頃にも2錠飲み、翌日は、朝昼夕就寝前に、それぞれ2錠飲んだところ、徐々に症状が良くなり、二日後には、すっかり回復した。その後一週間は、免疫を高める漢方薬を処方して頂いた。

松本先生が仰しゃるには、「もしここで、耳鼻科にもらったプレドニンを飲んでいたら、一時的にアトピーの症状は良くなるかもしれないが、必ずリバウンドが起きるし、難聴も治るかどうか分からない。更には、もっと酷い状態になったかもしれない。」のだそうだ。

確かに、耳鼻科では、はっきり「治す」とは言ってはもらえず、こちらが漢方薬でアトピーの治療をしていることを話したうえで、それでもプレドニンを飲むか、点滴をするか以外に方法はないと言われ、どんなに恐ろしい病気なのかと不安になった。松本先生に診て頂いたお陰で、大事に至らず、今のところ無事に過ごしている。

本当に、未だに、あれはなんだったのだろうと、信じ難い思いだが、本当に松本先生に診て頂いて良かった。今後は、何をおいても、まず松本先生に相談しようと、改めて思う。

松本先生、本当にありがとうございます。心から感謝します。

そして、これからも、どうぞよろしくお願い致します。