「膠原病 多発性筋痛症手記 その3」松山 禎男
64歳 男性 2012年5月
64歳 男性 2012年5月
第6期 2012年2月23日~ 4月30日
1 療養内容(自分にとって継続が出来て良かれと思われることを種々ためした)
(1)食膳の生薬130ccは継続。3月24日以降は食後薬は顆粒薬に変わった。
ベルクスロン錠は就寝前のみ2錠。薬湯、足湯を終了させた。
(2)3月26日嵩鍼灸医院通いを終了させた。(妻による灸は継続)
(3)従来通り
(4)従来通り
(5)3月31日。A病院整形外科のリハビリを終了。
(6)従来通り
(7)従来通り
(8)従来通り
(9)従来通り
(10)従来通り
(11)従来通り
(12)従来通り
(13)自宅近くの竹原湯坂温泉で週に2, 3回入浴。
(14)血流を良くするため、嵩式健康法を試す。(禅ベルト,禅チェアーを使用)
(15)鼻の粘膜力を強くするため、馬油を湯煎で溶かして、鼻へ流し込む。
(16)水道水でのうがい。ときどき、びわの葉酒で日の中をすすぐ。
(17)ごぼう茶、びわの葉茶を飲み始める。
(18)チューインガムをかんで、唾液をたくさん出す
(19)硬式テニスのボール4個を靴下に入れたものを使い、背中、肩などの圧痛点を刺激する
(20)3月21日、書店で見つけた「人体力学」という題名の本を参考に、体を動かす。
(21)4月9日から、湯布院厚生年金保養ホームにて、運動療法,湯治。
滞在中は多くの方々と話すことが出来て、私の回復状況について関心を示された。加古川から来られた黒田ご夫妻におかれては、パソコンでプリントアウトまでして、私の手記前編をお読みくださった。食卓を囲みながら、私をはげましてくだされ大変ご親切にしていただきました。心から感謝しています。
(22)4月20日、弱体化した体の柔軟性と筋肉を回復させるために、スポーツクラブに参加してみました。
2 症状(毎日、毎日、良好な変化を実感することができた)
2月25日 靴下の着脱が自力でできた。
3月1日 7か月ぶりに車の運転を始めた。
3月8日 広島路面電車のつり革につかまることができた。
3月9日 首から肩にかけて、アトピーが従来以上にふきだした。
3月10日 ペットボトルのふたを開封できた。
3月25日 朝起きた時、手の握りこぶしを作れないが、しばらくもみほぐすとつくれた。
3月26日 手足の爪をきれいにきることができた。
3月27日 完全にしゃがめないが、床にあるものをとることができた。
3月31日 不完全ではあるが、手の指回しができた。
4月6日 熟睡感が得られるようになった。アトピーは減り、かゆみはない。
4月10日 浴槽内で、手の指と足の指を組んで足首を回す。膝裏横の突っ張りがやわらいだ。
4月11日 毎日、5キロメートル以上の散歩ができた。サイクリングも楽しめた。
4月12日 朝日覚めたとき、「完全な握りこぶし」を作るまでの時間が短くなった。
4月13日 妻を相手に卓球を楽しんだ。床に転がったピンポン球を容易に拾うことが出来るようになった。
4月14日 深呼吸が今までよりも大きくできるようになり、わき腹などの突っ張りがやわらいだ。
4月16日 両腕が上がり、新幹線の荷物棚へのバッグの上げ下ろしができた。
4月27日 9か月ぶりにスポーツクラブに復帰した。万歳!!
最終章
松本先生にめぐりあうまでの約2か月間というものは、ほかの病院を転々とし、病名も原因も治療法も明確にすることが出来なく、ただただ日増しに症状が悪化するばかりで、おさき真っ暗な状態でした。しかしながら、「治す術はきつとあるはずだ」と思って探し求めました。
松本先生の診断、説明、処方のお蔭で、免疫力の回復に伴う激痛と、体の不自由さに耐えて、3か月後にはなんとか自力で衣服の着脱と入浴ができ、それから3か月後には、自動車を運転することができるようになりました。さらに2か月後には、スポーツクラブに復帰して、弱った筋力と体の柔軟性の回復に努めております。
膠原病の講演会で、患者さんの体験談を聞いたり、また、知り合った患者さんの現状を知りました。皆が皆、ステロイド剤を処方されており、現在は普通に生活できる状態(寛解というそうです)ではあるが、完治した状態ではなく、副作用ゆえに様々な薬を飲み続けている由。私の場合は、ステロイド剤を使われることがなかったゆえに、薬の副作用の不安が全くないことが、私の心の支えとなりました。
私は(1)免疫力を正常化させることを第一に、治療、処方して頂きました。
加えて、(2)血流をよくすること(3)粘膜を健全化させて、体外からのウイルス侵入を防ぐべく,腸、鼻、日,歯茎の状態に留意し対処すること(4)炎症、激痛により生じた筋肉のつっぱりをほぐし、弱った筋力と体の柔軟性を回復させることに、心がけて、より良い方向に行くだろうといわれているさまざまなことを試してみました。その結果、私は寛解の状態ではなく、完治いたしました。
ここに、「松本仁幸医学博士理論」が見事に実証されました。
私は、知り合った方々に、インターネットでの松本漢方クリニックでのホームページを紹介しています。松本先生のコメント付きの手記を読まれた方と、コメントのない手記を読まれた方とでは、私の病気についての関心度と理解度が大変ちがっていました。
松本先生のコメントには、皆々様を感動させる力があります。これぞGREATなり。
孫の手を引いて歩くことも、抱き上げることもできるようになりました。妻との温泉旅行も趣味の燻製作りも再開しました。今秋、台風シーズン終了後の快適な時期に、郷愁誘う台湾を訪ねる計画をしています。
「朝は希望に起き、昼は努力に活き、夜は感謝して眠る」を心に、毎日を過ごさせていただいております。松本先生をはじめ、松本漢方クリニックの方々、お気遣いいだき励ましてくださった皆様、親族、並びに家族、そしてずっと寄り添ってくれた最愛の妻に、心から感謝申し上げます。
2012年5月吉日松山貞男