「喘息の経過報告」

(お母様記述)17歳2015年8月7日

いつもお世話になっております。息子の喘息の経過を報告させていただきます。息子は3歳の頃から風邪をよくひき、小学校を上がるぐらいから、鼻水・鼻づまりなどの症状が出始め、小児科・耳鼻科を受診することが多くなり、小学3年生の時、喘息と診断されました。何種類かの薬と吸入薬をもらい、普段は1日1回、咳が出ている時は1日2回するようにと言われました。咳が出ている時は、それほど抵抗はなかったのですが、咳が治まって普通にもどった時の吸入は、とても抵抗がありました。この先ステロイドをずっと使うことになるのかな…と思いながら使っていました。

そして小学5年生の時に、別の病気を発症し、学校は通えなくなり、病院へ連れて行くのも困難になり、アレルギーの薬も次第にもらうことが難しくなっていきました(吸入薬はもらえていたと記憶しています)。そして私はいつでもすぐ買える漢方薬局に相談して、子供でも飲みやすい漢方の錠剤や散剤を処方してもらいました。(息子は味覚が敏感な子で、煎剤はとても無理だと判断したのです)。

なぜこの時漢方にしようと思ったのかは、優しく作用して体に合えばよく効くと聞いたことがあって、一度試してみたかったのがその理由でした。これが息子にとっての初めての漢方となったのでした。ただ煎剤とはやはり違うので、咳が出た時はなかなか止まりませんでしたが、吸入薬をしながら一緒にずっと飲んでいました。そして息子が小学6年生の時、病気も回復し始め、学校へ通えるようになってきた頃、薬局の先生にステロイドはよくないからやめたほうがいいと言われ、私もやめたいと思っていたので、この際思い切ってやめたのでした。

当然不安はありましたが、喘息が出ては違う種類の錠剤をもらいに行き、止まりづらい咳も何とか乗り切っていました。でもそんなことを2回ほど繰り返し、3回目も同じように頑張ろうと思ったのですが、だめでした。息子がもうしんどいから病院へステロイドをもらいに行くと言い出しました。せっかくステロイドをやめたのに、また戻ってしまうのか…と思いましたが、苦しんでいるのを見ているとつらくなり、病院へ行くことにしました。

息子は中学1年生になっていましたので、小児科にはもう行けないし、どこの病院へ行こうかと思った時、アレルギー科のある松本漢方クリニックに決めたのです。場所は前から知っていたのですが、何も知らずに行ったので、色々なことに驚かされました。入口にはいきなりステロイドは出さないと書いてあるし、中へ入ると漢方のにおいがプンプンして、診察室からは先生の大きな声が聞こえてくるし、いわゆる普通の病院ではないと感じました。ステロイドをもらえないなら違う病院に行こうかどうしようか迷いました。出さないってことは、違う方法で治すのかな、薬は漢方のようだけど…などと色々と考えていました。

でも、今やっていることが決して無駄にはならないであろうと思わせてくれる病院だったので、受診することにしたのです。(今から思うとやめなくて本当によかったと思います)。そして先生は忙しく電話応対されていて、そのあと色々な話をしていただきました。怒られたりもしましたが、最後には治してあげると握手をしていただきました。この病院で頑張ってみよう。この病院で最後にしたいという気持ちでいっぱいになりました。そして処方してもらった漢方を煎じて飲ませました。最初は顔をしかめて飲んでいましたが、何とか飲んでくれてホッとしました(今では何の抵抗もなしに飲んでいます)。

そしてあれほど止まらなかった咳が、何日か飲み続けていくうちに、次第に止まってきたのです。それ以来喘息は出なくなり、また気がつけば、風邪もひかなくなり、学校も休まずに通っています。息子も確実に免疫が上がってきているのを実感しています。松本漢方クリニックに通ってもうすぐ丸4年になりますが、決めた後は迷うことなく信じて通い続けて、本当によかったと心からそう思います。これから完治に向けて頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

IgE数値

平成23年11月:1427

平成24年6月:1182

平成24年12月:1262

平成25年3月:833

平成25年8月:1171

平成26年2月:976

平成26年7月:1110

平成27年1月:963

平成27年7月:895