「鼻づまり治療中間報告(IgE抗体が下がり始めた)」
45歳2017年1月26日
45歳2017年1月26日
私の困っていたのは鼻づまりでした。小学校5、6年生の頃には完全に詰まっており、口呼吸をしていましたし、それが人間の呼吸のし方なのだとさえ思っていました。しかし、思春期にさしかかり、どうも他人と違う呼吸のし方をしていると思い始め、悩みだしました。それからというもの、中学、高校、大学、社会人を経て、近くの耳鼻科、遠くの耳鼻科、大学の耳鼻科、ビタミンの健康食品、クロレラ、通電療法(たしか和同会)、祭先生の針療法、レーザー手術、鼻の鼻粘膜を切除する手術、鼻の軟骨まで切除する手術(関西医科大学病院)など、ありとあらゆる療法、投薬を試してきましたが、一向に良くならず鼻が詰まっていました。
大学時代に漢方薬を近くの薬局で試したことがあります。その時は、小青龍湯を飲み、アトピーが出てきました。まさか鼻炎の代わりにアトピーが出てくるという考え方も知りませんでしたから、アトピーの出現によりアレルギーが悪化していると思い、使用を止めました。そんなこんなで絶望に近い状態で、社会人生活を送っていたところ、インターネットで松本先生のホームページを見つけました。
最初は、半信半疑で受診しました。漢方煎じ薬を処方してくださり、力強く握手してくださり、やっていこうと決心しました。煎じ薬を飲んでみたところ、今までいろんなことを試してきてダメだった鼻づまりが少し通るようになりました。これは私にとっては感動でした。それまで何をしてもダメだったのに漢方薬で鼻づまりの症状が改善したのです。(それまでは漢方薬を軽視していました。)飲むのを続ければ続けるほど、鼻が通るようになるのがわかりました。
鼻づまりが改善していくにつれて逆にそれまでなかったアトピーが出現してきました。頭皮、首、胸、肘から手にかけての腕の外側、両足のふくらはぎ、チンチン周りに出てきました。不思議と小さい頃アトピーが出ていた肘の内側や膝の内側には出てきませんでした。すべての部分に一気に同時に出たわけでなく、時期をずらして、アトピーはあちらこちらに出てきました。
最初はその部分をもう掻くことができないくらい掻いてかさぶただらけになりました。それでも痒いのでかさぶたの上から掻いて血を出していました。寝ている間に頭皮を掻いてリンパ液が出て朝起きたらそのあたりの髪の毛がカピカピになっていました。そんなことを繰り返していると、だんだん皮膚が強くなるのか、少し掻いただけでは壊れない皮膚になってきているようでした。掻く面積も小さくなってきているようでした。このようにアトピーと戦いながら、でも鼻は通る状況で、せっせと煎じ薬を作っては飲み続けてきました。
数年経ちました。業務多忙や転勤や介護などもあり、東京や名古屋に行きバタバタして、自身のさぼり癖もあり、途中、勝手にやめてしまったりした時期もありました。通算して10年ぐらいになるでしょうか。やっとIgE抗体の量が下がり始めました。2015年11月に最大18200、直近では2016年5月に11600でした。IgE抗体の量もアレルギー発症の参考程度の数字かもしれませんが、これからも数字が下がることを期待して、継続していこうと考えております。よろしくお願いいたします。