「脱毛症手記」
匿名希望56歳2013年4月16日
前頭性脱毛症を治してもらって
4~5年前から、花粉症の季節になると目が痒く、又目の回りが赤く腫れ顔の見ためが悪くなりました。それを防ぐ為、かかりつけの内科医から点眼薬リサべン、パタノールを処方してもらっていました。ステロイド剤が良くないことは十分に、分かっているつもりだったのですが、この程度ならいいかなと安易な気持ちで使用していました。
昨年(平成12年)9月頃より、体調が悪く睡眠も良くとれなくて、いつも疲れた状態でした。夏の疲れが、でたのかなと思っていたところ、半年でTシヤツ一枚でも、過ごせる暑さなのに、何枚か一日中寒く、何枚か着込むようになりました。さらに足がむくみ、腕から手にかけて、真っ赤に腫れあがりました。始めて、ただごとではないと、直感し以前、ステロイド離脱で大変お世話になった松本先生に再度診ていただく事を決心しました。
これから起こるだろう闘病を覚悟して、とうとう治療中で、自分自身をみつめなくてはいけない症状が出てきました。
治療2ヶ月(2012/11)位からでしょうか、脱毛が多くなっている事に気がつきました。シャンプー時、又枕のカバーに抜けている毛を見ると、不安だらけになり、恐怖感にも襲われました。又町を歩く人の頭髪ばかり気になりました。松本先生に相談した所「尼さんみたいにはならない」「見ためだけだろう」との事“見ため”だけにとらわれて生きてきた自分、随分悩みました。年が明け、再度先生に相談したところ、増毛出来る漢方薬が処方されました。半身半疑でブラックコーヒの様な煎じ薬を飲み始めた所、効果がすぐに出てきました。毛の伸びるスピードがすごい!!びっくりでした。ただ、すぐにお腹がすき、食べても体重は全く増えませんでした。そして2ヶ月末には何と、美容院に、カットに行く事が出来ました。
美容師さんにみてもらった所、短い毛がびっしり生えているから大丈夫との事、髪の伸び具合、手で触ってみてのボリューム感は実感できてはいましたが、美容師さんに言われて飛びはねたい程、嬉しかったです。3月に入ると、抜毛も止まり、短い毛が元気よく伸びてきて、3月末で、お薬をストップする事が出来ました。つらい闘病生活の中でも、この3ヶ月間美味しいものを食べ、明るい気持ちでいられました。又自分自身の心を、みつめ直す時間も与えられました。本当に松本先生有難うございました。感謝の気持ちで一杯です。又アトピーの治療にも専念しますので続いて宜しくお願いします。