「リウマチ性多発性筋痛症手記」

匿名希望 68 歳2014 年 3 月 25 日

2013年4月

右肩に痛みをおぼえ、右肩をかばうためか左肩も痛むようになる。身体の柔軟性を保つため毎日体操をしているので体操の仕方が悪かったのかと思い、自分なりに調整をしていた。しかしなかなか改善されないため、4月中旬カイロプラクティックで施術をしてもらった。また内科で相談したり、整形外科を受診したりしていた。整形外科ではレントゲンを撮り脊樹日齢性変形、肩骨異常なしという診断であった。

体重74キロ 体温36.3度C

2013年5月

知人よりリウマチでないリウマチがあるという話を聞き、内科で血液検査をしてもらったところCRP5.82RF(一)と言う結果が出た。そこで血液検査の結果と自分の症状とでインターネットで検索をしたところ「リウマチ性多発性筋痛症」という病気を知った。すべての項目があまりにぴったりで「この病気だ」と思った。この頃体調は非常に悪くなっていた。5月11日整形外科の先生に「私はリウマチ性多発性筋痛症ではないですか」と申し上げたところ、先生はしばらく考えた後「プレドニゾロン5mg」を処方された。家に帰り薬を2回服用すると体調は大幅に改善された。しかしステロイドはとてもよく効く薬であるが副作用も大変なものであるということも知っていたので続けて飲む事に抵抗を感じていた。仕事は大変忙しく、体調は悪いが休むこともままならず、「プレドニゾロン5mg」をどうしても調子が悪く動けない日は服用するというような、まるで頓服薬のように飲んだり飲まなかったりしながら生活していた。首の後、上腕、手首、指先の痛み、手を握る事ができない、朝は腕に力が入らず起き上がり立のに相当時間が必要であった。また手首の痛みが強く、手をついてカを入れることが困難で、起き上がることができないため、布団からベッドの生活に変更した。5月も下旬となり仕事も一段落し、インターネットで調べて、かねてより診察していただきたいと思っていた松本漢方クリニックに5月29日やっと訪問することができた。これまでに服用した「プレドニゾロン5㎎」は合計45㎎であった。

松本漢方クリニックではこれまでの経過をお話し漢方薬2種類、ベルクスロン、フロモックス、アミノバクト、解毒潤肌湯を処方された。薬局で薬を待つ間壁に掛かっていた漢方煎じ器の広告を見、持って帰るのは重いと思ったが購入することとした。毎日2種類の漢方薬を煎じなければならず漢方煎じ器はとても便利で大変に重宝した。

CRP7.34 MMP357.5 血沈115 体重72キロ 体温37.4度C

2013年6月

鍼灸院に週2日行くようにした。松本漢方クリニックの鍼灸師の先生とは比べようもないが、効果を期待して現在も通院している。お灸は身体に跡がつくし妻も怖がっていたので自宅ではしないつもりであったが松本先生や皆さんの手記を読み、お灸の大切さを理解し現在も毎日続けている。相変わらず体調は悪くいつもどこかが痛く手に力が入らない。便が緩くなり松本先生にビオフェルミンを処方してもらった。

CRP3.63 MMP259.2 血沈95 体重68キロ 体温36.6度C

2013年7月

だいぶ身体も楽になりぴりぴりしたり起き上がれないと言うことは無くなった。

上を向いてしか寝られなかったが最近は横をむくことができるようになった。

首のこわばり、肩、上腕の痛みは相変わらずあるが多少良くなっているような気がする。相変わらず漢方薬、漢方風呂、ベルクスロン、週2回の鍼灸院通い、家でのお灸は続けている。首と腰に湿疹ができてかゆいがいわゆるアトピーの湿疹のような粉を吹くような感じではない。しかしかゆみはある。

CRPO,72 MMP184.9 血沈42 体重66キロ 体温36.3度C

握力 右22 左22

2013年8月

車の運転が楽になった。左右に首を回すことができるようになった。洋服の着脱もなんとか一人でできるようになった。寝返りができるようになった。腕の可動域を増やすため痛くても身体を動かすようにしている。

CRPO.67 MMP218.5 血沈35 体重66キロ体温36。3度C

握力 右23 左25

2013年9,月

身体に違和感を覚えてから6ヶ月たち、痛みの度合いは最も悪いときが10とすると3~4位となった。しかし毎日痛むところが肩、首、指、指先と変わっていき元の痛みのないすっきりした身体にはなかなか戻らないが、そろそろベッドをやめ布団で寝てみようかと思うようになった。ただステロイドを飲みたくないという気持ちから松本漢方クリニックを知り治療を受けここまで回復してきた。まだ完治というわけにはいかないがずいぶんよくなり、ここまでこれたことは松本先生のおかげととても感謝している。

CRPO.67 MMP218.5 血沈35 体重67キロ 体温36.3度C

握力 右24 左26

2013年10月

腕が背中の方まで回るようになり、入浴時身体を洗うのが大変楽になった。

CRP1.97 MMP119.5 血沈33 体重68キロ 体温36.2C

2013年11月

首の動きがかなりスヌーズになり、車の運転時、自分の目で後方を確認することも無理なくできるようになった。

CRPO.21 MMP69.7 体重68キロ 体温36.0度C

2013年12月

まだまだ完全に発病前の状態に戻ったわけではないが、布団で寝ることを決めベッドをかたづけた。

CRPO. 09 MMP60 血沈6 体重70キロ 体温35.7度C

握力 右37 左37