「リウマチ性多発筋痛症手記」
匿名希望54歳2015年6月9日
匿名希望54歳2015年6月9日
<子宮広汎全摘出手術>2014年2月17日
私は、定期的に受けていた子宮癌健診で子宮頸部腺癌と診断され、子宮広汎全摘手術を受けました。その後、退院まで、原因のわからない微熱が続きました。
<右肩の痛み>2014年2月20日
退院後しばらくすると、右肩が上がりにくくなりました。動かさなければなんともないのですが、動かすと痛みがありました。寝るために体を横にするのも、右肩を動かさないように気をつけながらなので、時間がかかりました。起き上がる時は、体を少しずつずらしながら痛い部分を刺激しないようにしなければいけないので、30分から1時間くらいかかっていました。
その後、症状は移動して肩甲骨あたりにガラスが突き刺さったような痛みを感じるようになりました。
<整形外科受診>2014年4月23日
レントゲンで右肩にカルシウムの沈着があり、これが炎症や痛みの原因であると言われました。注射(おそらくステロイド系だったのではないかと思います)を打たれ、痛み止めのロキソニン2週間分をもらいました。
その後、症状はピタッと無くなりました。その頃は完治したのだと喜びましたが、今思うと私の免疫を抑制したので症状が止められただけで、その間にヘルペスを増殖させてしまっていたのかもしれません。
<両手、両足のこわばり>2014年6月23日
ある朝、手の指がむくんで握りにくいような感じになりました。また、布団から起きて歩き出した時に、足裏が骨で歩いているようなこわばった歩き方になりました。(歩いていくうちに治っていきました)
毎朝、そんな症状が続き、しばらくすると両手の指の関節(第1関節、第2関節)がこわばって、カクカクして握りにくくなりました。(ゆっくりとグーパーを繰り返すと普通に指が動くようになりました)
もしかしたらリウマチなのではと不安になり、整形外科を受診しました。血液検査と手足のレントゲン撮影をして、一週間後に結果が出ました。「リウマチではない」とのことでした。通院の必要もなく、お薬も貰いませんでした。「リウマチではなかった!」と安心しました。
しかし、その後もずっと症状は続き、緩やかに悪化していくようでした。家事をしていても手を握るような動作をすると、手の平がビリビリ、チクチク、しびれるような感じがしました。鍋やお皿を持つ手に負担がかかりました。10分、20分でも、体を動かさずに横になっていると両手両足がこわばっていきました。私は、血液検査ではリウマチではないはずなのに、このような症状がずっと続いている事への不安がありました。
手がかりをつかむ為に、パソコンで調べているうちに松本漢方クリニックを見つけました。読んでいるうちに、子宮頸癌による子宮全摘出術から始まった術後の微熱→右肩の痛み→両手両足のこわばりという一連の症状は、別々に起きていたのではなく、繋がっているような気がしてきました。
<松本漢方クリニック初診>2014年8月20日
リウマチ性多発筋痛症との診断。「化学物質との戦い(リウマチ)もあるが、ほとんどの症状はヘルペスが原因です。」と説明を受けました。漢方薬、漢方入浴剤、鍼、お灸という治療がスタートしました。その後は、2週間ごとに電話による診察を受け、2か月に1回来院しました。(遠方の為)
私の血液検査値は、皆さんと比べるとごく軽い方だと思いますが、参考になれば幸いです。
もうすぐ1年が経とうとしています。現在、両手両足のこわばりはほとんどなく、チクチク感が少しあるくらいです。まだ少し私の免疫が戦っているようですが、初めの頃より、だいぶ軽くなってきています。ヘルペスの数値は、なかなか減っていきません。もう一息だと思います。
追伸
頭痛が頻繁に有り、ひどい時には1日中寝込むくらいだったのですが、近頃では、ほとんど無いのがすごく嬉しいです。
先生方、看護婦さん、皆さん本当にありがとうございます。まだ、もうしばらくお世話になります。よろしくお願いします。