「息子の喘息」

(お母様記述)20歳 2017年1月1日

松本先生


子どもがぜんそくで5年間お世話になりました。小学5年生から中学3年生までこの間全く発作もおきませんでした。ステロイド吸入薬をやめてから顔色もよくなり、中学3年間で身長が30cmものび、運動部に所属していたこともあり、体もすごく丈夫に男性らしい頼もしい体つきになり、ステロイドのおそろしさを身を持って体験しました。

ステロイド使用時は顔も青白く、やせており、弱々しい感じの子どもでした。この後、高校大学でも大好きなテニスを続け、発作も起きず、勉学、アルバイトにも精を出し、理学療法士をめざして、来年就職となっています。松本先生に会い、本人の5年間の治療と努力があり、いまに至っていると思います。手記が遅れて申し訳ありませんでした。

ネットでは本当に心ない書き込みなど、いやな世の中ですね。いろんな意見があって当然ですが、名前も名のらずに悪口、批判、間接的に人を傷つける行為が今のネット社会で、それを見て子どもたちがいじめをする。悲しいですね。私の息子は10年間発作を起こさず、子供から大人へ成長という大事な時期をとても有意義に過ごさせていただきました。病気を知らずにやりたいことをやり、夢を持ち、努力することの大切さも学んで、自信をつけ、関東地方へと巣立っていきました。

でも正直に申し上げますと、去年の9月に軽い発作がでてしまったようで少しショックでした。就職活動でのストレス、運動から遠ざかっていたこと、発作のおきやすい9月であったことなどの原因かと思います。一時的にステロイドのお世話になったようです。でも、ステロイドを遠ざけ、免疫をあげる音は死ぬまでやり続けなければいけないことなのではと思いました。今後の息子の健康のことは常に気づかっていくつもりです。

でももう20歳をすぎ、十分大人ですので、自分の体とどう向き合っていくのかは彼自身が決めることだと思っています。よい選択をしてほしいです。

それにしても薬をよく飲んでくれたなぁと感心してしまいます。よくがんばりました。先生にもそう言っていただきました。積極的に人生を生きていく人になってくれたこと、先生にも感謝です。

自分の意見を考え、生き方に自信を持てない人が増える中、松本先生はいつもしっかりと患者の目を見て話してくださるので私は信頼できる方だと思っています。乱暴な言い方や行き過ぎなども私はわかりやすくていいと思うのです。黙って下を向いて無表情なわかりにくい人が多い中、松本先生のような存在は貴重だと思うのです。これからもお元気で自分の生き方をつらぬいてほしいです。

本当にお世話になりました。

ありがとうございました。