「メニエール病の治療 〜命の恩人に出会って〜 」
59歳 2018年2月23日
59歳 2018年2月23日
平成28年の7月下旬、仕事で海外渡航中(サイパン)において、激しい回転性めまいを発症、救急搬送で現地の病院へ入院しました。翌日から治療のためステロイド注射を1日に4回、4日間で計16回投与されました。その後は点滴を受け、約10日間入院しました。
回転性のめまいは止まりましたが視野がふわふわして、平衡感覚がとても悪くなっていました。医師の判断により、退院帰国の許可が出て、不安はありましたが飛行機に搭乗できるところまで回復と自分に言い聞かせ、やっとの思いで帰国しました。
数日自宅で過ごし様子をみましたが、まだまだ、脳の浮遊感や視野がふわふわとする、めまい、そして平衡感覚が悪いままで残っています。
まずは脳に不安を持っていましたので、近隣の脳神経外科へ通院しました。脳のCT検査など受けましたが特に異常を発見出来ません。医師も治るとも、どこが悪いとも、何となく歯切れ悪く感じました。また通院の指示もありません。
次に耳鼻科へ2か月程、通院しました。結果として、様子は変わりません。その後は、具体的な治療を受けることは無く、時間が経過していきます。
この時点で自分なりに、思考を切り替え、前向きに行こうと思いました。
このメニエールを治す方法は、日にちの経過と、自分の健康管理、体幹などを少し鍛えて、とにかく少しゆっくりして様子を見ようと思いました。あきらめるわけにはゆきませんがしかし、現状打つ手無し、この状態がしばらく続きました。
そこから結局、約1年半が経過しました。
自然治癒を期待して体幹の筋トレなども続けましたが、ほとんど症状は良くならず。ふわふわして平衡感覚がとても悪く、目を閉じて片足立ちなど出来ません。頭を動かすと脳が水の中で動いているようなとても嫌な感じです。その症状は改善してゆきません。唯一の趣味のゴルフにいってもふわふわしながらのラウンドで、以前のようにはゆかず、スコアもまとまりません。本当に悔しい悔しい毎日でした。
しかし、へこんでいるわけにもいきませんので所属コースの月例競技などに参加していました。そして、このゴルフ参加が命の恩人との出会いに繋がります。神様に感謝する出来事を迎えます。
平成29年10月のクラブ選手権予選ラウンドにオリンピック精神で参加しました。たまたま組み合わせになった方、滋賀県のO氏とラウンド中にお互いの病気の話にて盛り上がりました。そこでO氏が難病のクローン病を患い、医者に見放されていたところを高槻市の松本漢方クリニックで救われた話を聞くことになりました。病気の種類は違います。しかしなぜか、私には不思議にもピンとくるインスピレーションのようなものを感じたわけです。
ゴルフから数日後、私は松本漢方クリニックへ。小さな医院の待合室は、とても混んでいます。3時間程待ちましたがとにかく、「ここがダメなら仕方がない、最後の砦」です。待合室の様子をうかがっていると近隣の患者さんの他にも、どうやら遠いところから来ている人もいる模様。忙しい中、松本院長は親身に症状を聞いてくれ、『知覚神経を修復する治療を始めましょう。○○さん、治らん病気は無いよ、きっと良くなるから。』希望ある暖かい言葉を聞いて安堵するとともに、治療への希望が生まれました。治すぞ!という気持ちになりました。
先生が提唱する方法は、自己の抵抗力、治癒力を高める方法です。
その日から漢方による治療が始まりました。処方通りに服用して、1か月程でほんの少し脳の浮遊感が軽減してきました。まだ平衡感覚はあまり良くなりません。さらに40日程経過、12月上旬ごろ、平衡感覚も良くなってきました。ゴルフスイングをしてもフィニッシュでふらつかなくなってきました。嬉しくて嬉しくて仕方がありません!
12月下旬、めまい、脳の浮遊感、ともに症状がかなり軽減してきました。平衡感覚だけは、もう少しかな?というところまで回復しました。命の恩人のお二人(O氏と松本院長)に心から感謝することを忘れることはないでしょう。そして、松本先生には孤軍奮闘、大変なことと思いますが、どうか私のような病気で苦しんでいる患者さんを救ってやってください。心から祈念いたします。
医学界にとっての目標ってなんでしょう?私は病気で苦しむ人々を一人でも多く救済すること。これにつきると思います。
正論かもしれませんが、どう考えてもそうでしょう・・・。
自己治癒力を高めて自然の自分の力で病気を治す。これ以外にベストな方法ではないでしょう。化学物質(薬)を使わずに治せるならこれってどう考えてもベストな方法ですね。
しかし現実の話、どうやら先生は医学界から異端児扱いされていて、日々の医療に苦心されていると聞きました。とても疑問に思います。医学界は薬を売ることが優先ですか?世の中には不都合な事実があるんですね。
こんな理不尽な事が医学の日常ですか?
まあ、あまり確信にふれると先生に迷惑がおよぶといけませんので、このへんでやめときます。
なにせ先生には、毎日助けを求めてやってこられるたくさんの患者さんをこれからも一人でも多く助けてもらわないといけませんので。
松本先生、これからもどうか患者さんのために頑張ってください。
一日も早くみんなが正常な(ベストな方法で)医療を受けることが出来る日がやって来ることを願います。