「ぎっくり腰が治った手記」

60歳男性2004年1月11日

久しぶりの土曜休みに、自作のスピーカーで、好きなジャズを聞いているところへ、松本漢方クリニックでアトピー治療中の娘が帰ってくるなり、「お父さん、松本先生が、ぎっくり腰が治った時の手記を書いて下さいと、おっしゃってたよ。」と・・・・・・一瞬、「何で・・・??アトピーと違うのに???」と思いました。「他の病気でも治療出来ることを、もっと皆に知って欲しいからだよ。」とのこと。「なるほど・・・・・ウムウム・・・・・それにしても、『喉元過ぎれば熱さ忘れる』の諺の如く、さて、何時だったっけかな?オーイ、お母さん!俺が、腰痛で、松本先生に治してもらったの、何時だったっけ?」「ちょっと待ってや、家計簿の記録を見るから。」「もう年が明けたから、一昨年になるけど、10月9日と記録にあるよ。ヒイヒイ言って、腰が痛くて、起きられへんかったと言ってたの、もう忘れたの?」「そうだったな、だんだん思い出してきた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

確かあれは、大して重いものを持ったわけでもないのに、腰が何か重く感じた。「疲れが溜まったのだろう。寝たら、治るだろう。」と思って、何の心配もなく床に着いた。ところが翌朝、目が覚めると、何と腰が痛くて立てないのであった。トイレに行きたいのに・・・・・「何だ、こりゃあ、あああ、痛い痛い痛い、起きられへん!」と思わず喚いた。「どうしたの?大丈夫?」心配して、家族がのぞいてくれたのだが、「腰が痛くて、起きられへんのや。」と言うと、「ビックリした、もう!腰痛かァ、大袈裟に、お産のことを思ったら、男は大袈裟なんだから。這って、行ったら。」と・・・・・

こんなことは初めてなのに、とにかくトイレには行かなくてはと、やっとのことで、這って行って、用を足し、また寝床に戻りました。何とか治らないかと、痛くない角度を探し、寝返りを何度もしながら、「こりゃ、寝ているだけじゃ、治りそうもない。行きたくないが、医者に行かにゃあ、治りそうもないな。」とりあえず、会社に休む連絡を入れ、唸っていました。

「この痛さは、ただのぎっくり腰とは違うかも?以前、胃の検査でバリウムを飲んだ時、そのバリウムが出し切れず、お腹と腰が痛くなった時に似ているぞ。こりゃ、ますます医者に行かにゃあ、治らん。」と自分ながら覚悟を決めました。「おおーい、近くの駅前病院の行くわ。寝てても、治りそうにない。」と家内に言いました。「何で、あんな病院に行くの?ステロイド注射でもされたら、どうするの!」と言われ、「どこに行けばいいんだ?」「松本先生に電話して、聞いてみたら?」とのことで、「おお、そうか・・・・・そうしよう。」と電話を入れてもらいました。

松本先生は、「何とか治療に来れますか?」とのことでした。「はい、先生、何とかして行きますから、治して下さい。」「よっしゃあー、治してあげるから、気をつけて、すぐ来るように。」と、何時もの元気印の松本先生の声に励まされ、タクシーを呼んで、家内に付き添われて、這って乗り込みました。道中、タクシーの運転手も、ぎっくり腰の苦痛を知っていて、何かと励ましてもらいながら、降りる時も、また手助けして頂き、松本漢方クリニックにやっとの事でたどり着いた、と言っても過言ではない。

松本漢方クリニックは、何時ものように、患者で一杯でした。しばらく待つうちに呼ばれ、診察にかかりました。私は、医学のことは何にも分かりませんから、腰痛になった様子、現在の症状を、松本先生に説明しました。松本先生は、「鍼とお灸をして、漢方薬の飲み薬で治そう。念のため、検便も行っておこう。」とのことで、早速、鍼と灸をしてもらいました。

鍼灸は、織田先生でした。ヤットコサで上を向いたり下を向いたりして、鍼灸と受けました。鍼の痛さも、お灸の熱さも感じることなく、織田先生からの鍼灸の効用を聞いているうちに終わりました。

するとどうでしょう。嘘みたいな話ですが、鍼とお灸をしてもらい、ベッドから降りる時には、何と、腰がすっと立ったのです。正直な話、鍼灸治療は生まれて初めての経験でしたが、こんなにすぐに効くとは、嬉しいやら、びっくりするやら・・・・・あの痛さから開放されたのですから、当然です。

素人の私が思うに、松本先生の所は、所謂西洋医学と東洋医学の両方の長所をとって、治療しているんだなあと、勝手に想像していますが、一発で治したのだから、「すごい!」の一語に尽きます。

とにかく、帰りは、自分で歩いて、電車に乗って帰れたんですから、嬉しかったのなんのって!そして翌日から、出勤出来たのですからね。これには日頃、自分だけは、お医者さんのご厄介にはならないと、たかをくくっていましたが、参りました。

家でも、お灸をすえるようにと、もらって帰ったのですが、家内が、もぐさを大きくするものですから、熱くて、「大袈裟な、男は、意気地なしだから・・・・・」の罵声を浴び、やっとの思いで、一回だけやりましたが、結局、松本先生の所で、二日、鍼灸をして頂きました。二週間程度、様子を見ながら、漢方の煎じ薬を飲んだだけで、検便の結果も異常なく、すっかり良くなりました。

それから、織田先生からは「足がよく冷えていますね。身体を冷やさない事が、健康の秘訣ですよ。最近いい物を見つけましたから・・・・・試しに履いてみて下さい。」と足首だけ覆うソックスを頂きました。これを靴下の上から履くと、足が暖かく、以前とは全く違うのでした。そこで購入先を教えて頂き、今も離さず愛用しております。

あれ以来15ヶ月経ちますが、お陰さまで、忘れてしまうほど元気になり、有難うございました。家族の皆から、「あの時、近くの病院に言っていたら、今頃は、ステロイド治療の後遺症に悩まされていただろうに、よかったね。」と言われ、当の本人、「ああ、そうなんか・・・・・??」「ステロイドの恐さを、もっと勉強しなさい!」との声が、こと病気の話になると、出る我が家です。

「これからは、どんな病気でも、松本先生に相談しよう。」と決定づけた腰治療でした。勝手ながら、私の主治医は、松本先生と決めましたので、これからもよろしくお願い致します。

それから、申し遅れましたが、実は、声を大にして、お礼を申し上げなくてはならない事があります。それは、私の最愛の娘二人のアトピーを、治してくれたことです。今でも松本先生を信じてついて行ったかいがあり、今では、元気に働けるまでにして頂き、感謝感激であります。

松本先生、本当に有難うございまいした。

最後に、いつもの元気印をいつまでも維持し、一人でも多くの患者を治して下さい。心からお願いし、腰痛完治の手記と致します。