「完治を目指して(喘息手記)」
55歳2016年5月29日
55歳2016年5月29日
私は12年前に駅構内、デパートで仕事をしていました。毎日かなりの埃を吸い込んでいた為、2年後には黄色い鼻汁が出るようになり、匂いがわからなくなってしまいました。立川災害医療センター耳鼻科外来で診察を受けたところアレルギー性鼻炎と診断され抗ヒスタミン薬、点鼻薬を処方され薬を約3〜4年服用しましたが症状が改善される事なく次第に今度は咳が出始め最悪の状態になってしまいました。
杏林大学医学部付属病院、呼吸器内科に行き診察を受けたところ気管支炎と診断され気管支をきれいにしましょうと先生に言われ抗生物質クラリスを処方され60日間飲みましたがこれもまた症状が良くなりません。咳はかなり酷くなり黄色い鼻汁が出て夜寝る時、仰向けに寝ると鼻汁が気管に入り咳込み睡眠不足が続き体力がかなり落ち気力もなくなり、ノイロゼぎみになってしまいました。今度は知人から清瀬の複十字病院に良い呼吸器内科の先生がいると聞き藁をもつかむ思いで行ってみました。
診察を受け慢性閉塞性肺疾患、COPDと診断され抗アレルギー薬キプレスを処方され飲んだところこの薬は良く効き咳や黄色い鼻汁もおさまり次第に体調も良くなって行きました。しかし1年ぐらい経過すると薬も効かなくなり今度は遂に気管支喘息になってしまいました。ステロイド系の吸引薬シムビコート朝晩2吸引とキプレス錠を処方され治療を開始しました。発作を起こさせないようにするのがベストと先生から言われていましたので体調管理に徹して、安定した生活を取り戻す事ができました。
しかし、1年間で見てみると季節の変わり目に発作が出たり鼻の調子が悪くなると発作がでたり気管支喘息を発症して6年が過ぎました。この治療法だと完治するのではなくあくまでも対処療法にすぎず生涯ステロイドと付き合っていくしかなく身体には良いとは言えません。しかし、今現在の西洋医学ではこの治療法しかないのです。
昨年の3月に東大病院で好酸球性副鼻腔炎(鼻茸除去の手術)をおこないました。手術の前日にステロイド点滴を1本打ちました。当日朝またステロイドを点滴し手術が午後の4時でしたので2時間前に又ステロイドを点滴し、それから吸引器で又ステロイドを30分間吸引し手術室に行きました。内視鏡による手術で4時間ぐらいかかりましたが無事成功いたしました。
しかし、ここで私が言いたいのはあまりにもステロイドの使いすぎではないのかという事です。看護婦さんに聞いてみましたら、「ちょっと使いすぎかもしれませんね」との言葉が返ってきました。確かに私は喘息を持っているのでリスクは高いとは思いますが使いすぎだと思います。この件以来、現代医学に不審をいだきなんとかステロイドを使わず気管支喘息を完治させる事ができないかインターネットで調べてみました。そしてついに漢方松本漢方クリニックにたどりつく事ができました。
松本漢方クリニックのWEBサイトを読ませて頂き松本先生は本物だと感動し確信いたしました。直ぐに高槻市にある医院に松本先生を訪ね診察を受けに行きました。先生は私に「Kさん大丈夫ですよ。治りますよ。」と激励してくださいましたが、その後に厳しい口調で「私が治すのではありません。あなた自身が治すんですよ。あなた自身の免疫力を向上させて治すんですよ。」と言われ、私もここで気管支喘息を完治させようと固く決意いたしました。
最初に今後の治療方法を先生と打ち合わせ致しました。長い期間ステロイドを服用していましたので、毎朝漢方を飲み午後2時頃にステロイドシムビコートを吸引して、夕食前に漢方を飲み就寝時にステロイドシムビコートを吸引して寝る。そして徐々にステロイドシムビコートを外していこうと言われましたが、私は「漢方だけで頑張ってみます。」と話すと、「わかった。でも発作が出たらステロイドを使いなさい。」とご指導頂き漢方だけで挑戦する事になりました。漢方だけで1カ月間は発作もおこらず非常に体調が良かったのですが2ヶ月後からリバウンドによる発作がおこり非常に辛くステロイド、メプチンを使うときもしばしばありました。なんとかリバウンドが通り過ぎないかと思いましたがなかなかおさまらず8カ月が過ぎました。あまりにも夜中に咳込むと体調をくずし体力を落とし、翌日の仕事に影響が及ぶので就寝前にステロイドシムビコートを吸引して寝る事にしました。
今、漢方を始めて1年3カ月がたちました。ステロイドが完全に外れたわけではありませんが、今、非常に体調は良くなりステロイドシムビコートの使う量も以前の半分になりました。本当に漢方の力は凄いと思いました。これからも漢方を続け1日も早くステロイドが外れ松本先生が言われる自然後天的免疫寛容を起こし完治していきたいと思います。
以上